昨日のTV中継はどうだったか…
2013.12.16
いつも文句やら注文を並べたててる日本のTV中継のあれやこれやだが、それでもだいぶ進歩してきたとは思う。
昨日はテレビ朝日(BS朝日)でU-18全日本ユースの中継だったわけだが、そりゃ何年前と比べれば格段によかったわけで…ユースの試合で。ゴールシーンや、いいプレーがあったら、3アングルないしは2アングルの別アングル映像を立て続けにリプレイするし、PK戦も全てのキッカーを別アングルでリプレイ入れるという、NHKでもまだやれてないことを(ようやく日本のTV中継でも)やってたし。
ただやっぱし、連続リプレイの最後に(別アングルではない)リアルタイム映像アングルを入れないのは、いまひとつ。
試合が進み深まっていった時間帯で、ボールデッドのタイミングとかの非アクチュアルタイムに、すかさずこの試合のこれまでのハイライトシーンのリプレイ(それも複数アングルで)突っ込むなんて芸当は、全然まだまだ。
試合が深まるにつれて選手の顔を抜く映像がやたら増え、その尺も明らかに長くなるのは、やはりどーしたって、日本の特性というか、日本のTV中継の無用にこだわる(こだわり過ぎる)性質というか体質というか…文化じゃなかろう。無思考的で定型的、ステレオタイプな様式とでもいうか…
あと、PK戦に全て別アングルのリプレイを入れてよかったと先に書いたが、実は最後のキッカーについては(前述のように選手や観客席、つまり「人」をずっと映し続けているために)とうとうリプレイ出さず終い…「勝負」が決した後の「人」を追うのが最優先っすか? もしそうだとしても、リプレイ入れるくらいやるもんじゃないのか?? すっごい違和感がある。わかるんだよ、日本のTV中継というか映像の特質なのか何なのかわかんないけど…多分あまり考えもせず、ってところなんだけど…そんなに人間ドラマ仕立てにしないと気が済まんですかねぇ。ドラマや感動は後から自然に付いてくるものだろ。無理に過剰に何でもかんでも、そう持って行けばいいってもんじゃなかろう、そう持って行くのが当たり前、そう持って行かなくてはならない、そう持って行くもの…っていうのは違うんじゃないのか。スポーツ競技中継なんだけど。
スタジアムの大型電光掲示板をドワァ~と映すのも同様。延長戦だとか、PK戦のスコアとか、わざわざスタジアムの電光掲示板を大映ししなくても、テロップや状況でわかってるから。
いつになったら、こういう○○い伝統というか無用な様式というか要らんしきたりは後退するんだろうか。
せっかく、だいぶよくなったなぁ~と喜ぶ反面、(「反面」って書くと強すぎるですね…)そう喜ぶとともに、こういうところを少し考えるようになって欲しい。無思考的なニオイなりタタズマイがプンプンするっていうあたりについて、そこら辺に目や意識や頭を向けてみるあたりから、まず。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/1292
トラックバック