相手が変われば試合内容も変わる…

昨日はJリーグユース選手権のファイナル、ヴィッセル神戸U-18とサンフレッチェ広島ユースの試合が面白かった。各選手の技術や個人戦術が明らかに以前より上がっているのは明白。まぁこれがトップチームでそのまま出せれば凄いことなんだろうが。

それと、自分で決めようという意思というか戦闘マインドも評価されるべきでは??
ヴィッセル神戸はついその前の週、U-18全日本ユースのチャンピオンシップ(高円宮杯U-18サッカーリーグ、プリンスリーグの上に東西に分かれたプレミアリーグを実施、それぞれの優勝チーム同士によるチャンピオンシップ)で流通経済大学付属柏高校にPK戦で敗れているんだが、その試合は内容的にちょっと退屈だったかも。全日本ユースの優勝戦はもう何年もJリーグクラブ同士の対戦になっており、今年は久しぶりに高校チームが出て来たわけだが、もちろん技術もあるけれども高校3年生ばっかりの高校と、学年でいえば2年生や1年生も多いクラブチームとの間での体力やフィジカルの差があって、まぁそれも克服しなきゃいけないのはわかるけれども、いわばハンディ戦みたいなもので、そういう要素もあったかもしれない。いずれにしても2週続けて、充実感あふれるユース世代の試合を見させていただいた。
ところで、どの試合でも実況アナウンサーが「日本一」を連呼するんだが、これは昔からこの国の特質だな。「日本一」「世界一」って。何々大会優勝とかいうんじゃぁ視聴者がわからないと思って「日本一」「日本一」って言うんだろうが、むしろ「日本一」がたくさんあり過ぎて、そっちの方がわからないんじゃないかと思うが…ああそうか、連続性や継続性ないしは体系性というか分野性というか、そういうのを持って見ている視聴者はいないという想定なんだな?? しかし、「日本一」「日本一」連呼じゃなく、何の大会の優勝者なのか、それも「チャンピオン」と「カップウイナー」の違いとか、もうそろそろ区別して紹介なり扱うなりするようにならないかねぇ。
あと、「サイドライン」は止めようね。「タッチライン」だから。
昨日のJリーグユースの中継は大阪の朝日放送(ABC朝日放送)だったんだと思うが、PK戦は東京の朝日放送(テレビ朝日)のように、全てにちゃんとリプレイ出しましょうね。どうも、リプレイを出す前に選手の表情をとらえてしまうと(その表情が印象的とスイッチングディレクターが思った場合には??)そっちを長々映しちゃうんだな。これもこの国の特質だな。そういう印象映像は結構だけれども、そんなに長くなくていいから。それよりスポーツ競技中継をしてることを忘れず、重視していただけないものか。PK戦だって、どこにどうショットを飛ばしたのか、ゴールキーパーとキッカーとの駆け引きとか、メインスタンドからのカメラではわからないことが多いし、そういうのを試合中継を見ている視聴者や同世代の選手たちに見せてあげませんかね。
NHK-BSで昨日中継していた皇后杯のファイナルは、こちらは結構よかった感じ。試合が止まった時間に、さかのぼってリプレイを入れたり。それでもまだ、選手の表情を必要以上に入れたがる。そういう固定観念は変えましょうよ。

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