Jリーグもこういう風に行きたい(なりたい)もの。

ドイツのブンデスリーガが、2012-13シーズンで1部全18クラブの収入合計が前季比4.4%増、9期連続で過去最多を記録とのこと。赤字は1クラブだけだそうで。

リーグ平均観客数が最も多いのが、このブンデスリーガであることは周知のとおり。イングランド・プレミアリーグじゃないんだな。黒字だ赤字だっつうたって、日本の何かのようなインキチ数字なんかじゃない。ちゃんと経営情報を開示してのこと。日本のJリーグもそうしてるけど。Jリーグのクラブライセンス制度なんかは、多分にブンデスリーガを参考というかお手本にしてる。
ま、ブンデスリーガも私たちがよく見てた(「ダイヤモンドサッカー」とかサッカー専門誌とか)頃は陸上トラックのあるスタジアムが結構多くて、バイエルン・ミュンヘンだって、ミュンヘンのオリンピックスタジアムを使ってたんだから。それを2006年のワールドカップを非常に上手く生かして、フットボールスタジアムが数多く整ってきた。そう、今じゃ、日本だって、それぞれの競技ごとに専用スタジアムにするべき時代なんであって、陸上競技場にしてりゃ多目的に使えるだろ、っていう発想がもはや古いし、使い勝手も悪いということ、そのことにいまだに気づかない向きや地域もあったりするんで困る。何も4万も5万も収容するスタジアムをつくる必要もなかろう。あ、あと、陸上競技に何万ものスタンドは必要ないだろ。それと、国体でつくられた(開会式のために3万以上のキャパが必要)陸上競技場をむしろ有効活用しているのがJリーグのクラブだってことを知らないか、忘れている向きも多かったりするんで困る。でも、もう、フットボールスタジアムをつくらなくては(増やさなくては)ならないフェーズに入ってんだから。大都市よりもむしろ地方でその動きが多いというのも素晴らしい反面、大都市は何をやってんのかね、とも思う。横浜F・マリノスも、みなとみらいのマリノスタウンをスタンドを整備して公式スタジアムにしてはどうかと思うんだけど。
話が随分それてしまったが、そんなわけで、ウサンクサイ拡大数字ではないところで、Jリーグもこんな風に安定的な形になっていくことを願っている。ただそれは、「身の丈」という表現によって矮小化、縮小化ばっかりすることじゃない。
それと、経営情報の開示もないような、税制優遇を受けているものと比較して語られるべきでもなかろう。税制優遇(厚遇)を受けているなら、むしろ経営情報の開示を率先して行うべきなのに。統一組織として、そういう決めごとにすればいいんだが、それもしない。そんなうちは、ブラックというかグレーのまんまでしょ。やがて消えていく矢印でしょ。

しかし、フットボールスタジアム整備が具体的に進んでいる地域・地方もある中で、広島市は苦労してますな。相当に抵抗勢力があるようで。

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