ターンオーバーはいいことだが…

昨日、今日と、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)でアウェイの試合で日本のクラブは敗戦続き。なんでメンバー落としたんだ、って声もあるが、メンバー落としてるっていうよりも、ターンオーバーだろ。

やっと日本のクラブでもターンオーバーするようになったんで、それはいいことだ。国内リーグ戦(Jリーグ)の方が大事なんだから…といかいう声もあるが、まぁ普通にそうかもしれないし、ACLにはクラブとしてインセンティブが見いだせないというクラブ経営者からのコメントも実際にあるが、それもわかる。ちなみにヨーロッパでも、チャンピオンズリーグよりも国内リーグの方が普通に優先でしょ。
しかし折角ターンオーバーで出場機会を得た選手たちのパフォーマンスや野心が、この程度ではどうかと。もっとできるはず。まぁそういう点では、ようやくターンオーバー文化が始まったところでの生みの苦しみみたいな時期かと。アウェイで勝てなくてもいいが、せめてドローには持ち込む逞しさと強さを持って欲しいし(ACLにインセンティブを見いだせないとかいう話とこれとは、別の次元のことだろう…)ターンオーバーで出場機会を得た選手が、ここでいい仕事をやってのける勝負強さを発揮できるようになって欲しい。そうすれば、ナショナルチームでもコンスタントによりよい結果が出るようになるんじゃないか。そういう意味でもまだまだ物足らない。ACLでも浦和レッズやガンバ大阪が優勝した頃や、その頃にグループリーグを突破していたクラブは、アウェイでもちゃんとゴールをこじ開けてきていたぞ。相手も向上しているわけだが、それでも、そういう点が残念。

あと、日程のせいにするわけではなく、土曜日に国内で試合して空路8時間も9時間も移動して、中2日とか3日での試合は普通にキツイだろ。ヨーロッパじゃ国内リーグとチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグとのそんな掛け持ちは当たり前って言うけれど、移動距離が違い過ぎる。やはりACL出場チームに対しては、日程の融通をつけてあげるべきではないか。試合結果にかかわらず、選手が壊れてしまう。まぁ、国内リーグも日程延期とかもなく(totoもあるからだろうが)ちゃんと一斉開催して日本は素晴らしいんだが、もうちょっと考えたいもの。

ACLで日本のクラブの相手チーム(海外クラブ)に日本人選手がいるようになってきたのも、これも時代が進んでいることの1つだろう。この点はなかなかに感慨深いものがある。

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