何かが起こりそうだった Round of 16 初戦。

2014.06.29

Round of 16（決勝トーナメント1回戦）はブラジルVSチリ。開催国のブラジルは言うまでもなくブッチギリの優勝候補だが、内容的にはどうよ…と思って見てるんで、もしかしたらこの試合で何か起きるかも、と思って熱が入っての観戦。結果的にはPK戦にもつれ込み、ブラジルがクオーターファイナル進出を決めた。

キックオフ当初から両チームともハイテンション、ハイスピード。こんな獰猛な猛獣のような戦いを見てると、日本なんてまだまだ全然…って感を持ちますなぁ。フットボール技術云々より以前の部分。それでもこれが最後まで続くんかなとは思ってたが、まぁ案の定、後半はやや大人しいムードに。とは言え、両チームとも疲労困憊の中でゴールチャンスを作る。特に惜しかったのは後半の半ば、チリの右サイドからの攻撃、ワンツーで突破して速く低いクロスに中央でダイレクトで合わせたんだが、ブラジルのゴールキーパー、ジュリオ・セザールがセーブ。シュートコースがやや甘かったとも見えるが、ブラジルのディフェンダーも（寄せる時間はなかったものの）コースに入っており、あそこしかなかったかと。延長戦後半ロスタイムには、チリのミドルシュートがクロスバーを叩く。その都度、椅子から立ち上がってしまったっす。
ブラジルはもちろん強いんだが、フィニッシュがネイマール頼みのところがある。強力なボランチの攻撃参加とフィニッシュを過去何度も見て来たが（日本なんて、対戦する度にそれに何度もやられている）今大会では守備にやや追われているのか守備を意識しているのか、あまりそういうのは見られない。とは言え、クロスに2重に（2列的に）飛び込んで来るのは脅威。この試合ではボランチが最初に飛び込み、その後ろにタイミングをずらして、あえて遅れ気味にネイマールが飛び込んで行ったところにクロスを合わせて来たのは恐れ入った。
ただ、これで優勝できるのかどうかっていうことになると対戦相手によるというか、地元開催で超・強力な後押しもあるんで当然に最有力だが、それでも前途多難ではあると思うんだが。通常の大会なら、ちょっと難しいっていうところのように思う。このままブラジル優勝で終わるには、私的には何かちょっと…この試合もチリのゴールチャンスに腰が浮いたり立ち上がったりしたのはナイショだ。

しかし、この試合の前半なんか、日本代表の選手なりJリーグの選手なり、見てどう思ったかは是非聞いてみたい。見てないかね。

そうそう、昨日NHK-BSで日本VSギリシャを再放送していたので見たが（ライブでは日本テレビの中継を見てしまった…）皆さんが言うほど酷い試合でもないぞ。スコアレスで終わったこと、相手が前半のうちに1人減ったのにゴールを奪えなかったことなど、ネガル要素は（期待して見ていたのに勝てなかったことも含め）いろいろあるが、ライブでの勝ってくれると思ったのにガッカリした感が、つまらない試合だった的な印象、面白くない試合だった的な印象を必要以上に増長していると思われる。もう一度よく見たらどうなんだろう。メディアもそういう普通の（落ち着いたところでの）分析記事を書いてみたらどうなんだ。ファイナルスコア前提でのネガティブな方向性だけの記事ではなく。

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