メディアまでもまず感動から話に入る国…
2014.07.01
日本が大会前のテストマッチで対戦したコスタリカと、グループステージで対戦したギリシャの顔合わせとなった Round of 16 は、ギリシャが終了間際に追いついてPK戦にまでもつれ込む試合となった。
試合内容的には、ぶっちゃけ、あまり見るべきところは多くなかったように思うが、退場者を出して1人少なくなったにもかかわらず、身体を張ってギリシャの攻撃を凌ぐコスタリカに、もちろんギリシャの方も全く同様であったり最後までビハインドを追いつこうと奮闘するところは、一般の方々が見ても結構目を引き付けられるものであっただろう。
こういうあたり、日本チームは物足らなさを視聴者に与えてしまったかもしれないが、ないしは、物足らなさを払しょくする機会を獲得し切れずに終わってしまったわけだが、擁護するわけではなく、ある意味で日本人の気質が出てしまったとも言えるんじゃないか。そういう根幹的な部分についても、特にメディアは触れ考えてもらいたいもの。メディアというからには。サッカーだけの話じゃないだろ。どうでもいい興行的なものとの比較は、この際なし、ですよ。本当にシビアな戦いの話。それはスポーツだけじゃないだろ。
あと、昨日の某スポーツ紙でも「記者」による、感動を与える先に頂点がある…などといったような、ちょっとわけのわからない文章があったんだが、まぁ言いたいことはわかるが、「メディア」が感動を切り取ったり押しつけたり要求したりするのって、やっぱり次元が低い。感動云々はどうでもいいわけではないが、その前に、分析したり取材したり考えたり、論じたり、、、そうすることは多々あるでしょうが。「メディア」だろ。
ついでというか、ちょっと違う話だが、先日出席させていただいた某スポーツ系の団体の会議でも(議事終了後の雑談の中で)今大会の日本チームの話になった時に、ある出席者の方から、他の国はシュートが凄いですね…みたいな発言があり、それは全く異論ないんだが、そこで話が終わってしまう。曲がりなりにも井戸端会議じゃなくてスポーツ総合(全般)の法人組織の役員でしょ。なんか日本人のサッカー選手(日本のサッカー選手)だけが非力なような論調には大いに首を傾げざるをえなくって。他のスポーツではそういうのが目に見えづらいか、わかりにくいだけで、日本選手というか日本人は非力なんですよ。そこでどうすればいいか、ってことを考えられるような、考えそうな、そんな雰囲気やたたずまいであって欲しいもの。スポーツ総合(全般)の法人組織なんだよ。その辺、実に浅いもんですなぁ…と。
NHKの現地実況について、コメンテータ(いわゆる解説、解説者、ってことね)一部で物足らないという意見が出ていると聞いたが、それは健全というか正しい反応だろうね。私も以前からブツブツ言っておったんだが、古いし研究や勉強が足らないし、もう十年も二十年近くも起用し続けてるのはなぜ??って感じだ。1人のことじゃないよ、もう1人くらい該当するんだが。NHK的に使いやすいから?? NHKなんだからギャラが安いとかではかなろう。
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