「Jリーグ杯」はブンデスリーガがお手本

今朝いつものように近所の公園に稽古に行ったら、親子(お父さんと子ども)でサッカーボールを蹴っているグループが複数。入れ替わりというのは頻繁にあるが(お母さんと子どもたちっていう場合もあるよね)同時刻に複数というのは、ちょっと珍しかった。

J1リーグは残り3試合を残して名古屋グランパスの優勝が決まったが、毎年決まって最終戦まで激しく時系列でもつれる展開だったので珍しいことになった。異例に早く優勝が決まってしまったのと、今年は残留争いもあと1つの枠だけ(もう2枠が決まってしまっている)という展開なので、最終盤に向けての観客動員の伸びが心配だ。

ところで優勝チームに贈られる「Jリーグ杯」と呼ばれている「シャーレ」(大皿)だが、「シャーレ」というのはドイツ語。ドイツのブンデスリーガの優勝皿「マイスターシャーレ」(「チャンピオンの皿」の意味)を見本にしたものだ。見本というか、そのまんまパクったと言うべきか。
私たちみたいに1970年代から海外サッカーを見てきた者にとっては、当時は西ドイツの情報が非常に豊富だったのでベッケンバウアーがマイスターシャーレを掲げる写真を随分と見てきた。Jリーグを創設した方々の中にも、そのイメージが強烈に残っているのだろう。
そんなわけで、1993年に(その年のチャンンピオンシップ、ヴェルディ川崎VS鹿島アントラーズが行われたのは1994年1月だが)Jリーグ(J1リーグ)優勝の証としてカップでもトロフィーでもなく「シャーレ」が「採用」されているのを見て、何か嬉しいというか懐かしいというか、Jリーグを創設した方々にシンパシーを感じるというか、予定調和的または当然の帰結というか、、、あ、嬉しいという感じではなかったかな、ごくごく普通の感というか、至極当たり前のように思えたんだったなぁ。
もっと言えば、普通とも当たり前とすら明確には思わなかったような気もする。それくらい自然だったというか。

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