やれやれ…なんとか本戦出場が決まった昨夜の試合。

昨夜のACLプレーオフの柏レイソル。ボール支配し続けてシュートも何本?? 50本以上?? 打てども打てども(2度リードしながらすぐに追いつかれ)試合を決められず、これじゃアジアカップのUAE戦みたいじゃないかという嫌なコメントも飛び交う中、なんとかかんとか、延長後半に決勝ゴールを奪ってACL本戦出場を決めた。それも決勝ゴールはコーナーキックからのヘッドでズドン!だったという。

ま、相手がタイのチョンブリFCということで、やや危険な感じもあったんだが、それでも早い時間に先制したんだが、ほんとすぐ同点ゴールを許してしまい、、、見てれば力量差は明白なものの、キックオフ20分くらいでなんか嫌な展開の気配。シュートを打てども打てども…と先に書いたが、しかし印象としてはパス回し過ぎっていうか、、、もはや皆さん想像する展開のとおりって感じですな。
まだまだチームを作り始めている段階なんで、ここからよくなるのはわかってるが、見てる側としては非常にヤキモキ。それでも再びリードを奪って、またすぐに同点にされるっちゅう点も大問題。相手フィニッシャーへの守備対応が著しく悪し。個人守備能力、個人守備戦術ももちろんあるが、攻撃時に早めにフィニッシュに持ち込めないから、さらに厚みを加えてどんどん押し上げるんで後ろが脆くなる(?)ってことはないか。相手は縦ポンしかないわけで、ボールを支配して攻撃していてもリスクマネジメントができてないってことはないか。失点シーン以外でも、カウンターを食らいそうなシーンもあったろう。結局、ペナルティエリア近辺でのパス回しに終始したりするのも(日本のチームに技術やパスワークの質が高いのはもちろんそうなんだが)その先の質の高いフィニッシュの力が不足してるからであって。日本のチームがポゼッションを高めれば逆に、縦ポンのカウンターを食らうリスクが増えるような。
日本人指導者がポゼッションを高めようとするのは、攻撃よりも失点しないことを念頭に置いてんじゃないか…などといった、あまりにパスばっかしでフィニッシュに持ち込めないことを揶揄する意見も(特にアンダー世代の試合の感想や意見として)既に結構出ているが、失点を恐れてポゼッションを高めている割には、失点する時は凄く簡単にゴールを許してしまうし、フィニッシュに至らないという批判(?)や課題に取り組んでさらに攻撃やフィニッシュを意識すればするほど、さらに失点のリスクも高まって行ってるというような、、、なんかそういうデフレ・スパイラルになってないだろうか。日本のフットボール全体が直面している課題かと。

シーズン前で、ま、日本のチーム(ナショナルチームでもクラブチームでも)はこの時期の試合はぶっちゃけ苦手なのは過去に散々見てきたとおりだが、それにしてもな。

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