6バック。
2016.04.02
今夜のNHK-BSのJリーグ中継は、ガンバ大阪の新スタジアム(吹田スタジアム)の一戦。BSとはいえ、新スタジアムが全国ネットに初お目見え…と言ってよいんじゃないか。ちょっと遅すぎる感があるが。NHKがどういう中継映像にするだろうか。
昨日の金曜日夜は、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の関係で浦和レッズとサンフレッチェ広島が前倒しでホーム戦を開催したが、浦和レッズと対戦したヴァンフォーレ甲府は前半でイエロー2枚で退場者を出してしまい、10人の戦いを強いられてしまう。それでも5-3-1の形で浦和レッズの攻撃をしのぎ、1トップにクリスティアーノを残して試合を進めて行ったんだが、後半途中から明確にスコアレス狙いか、クリスティアーノを下げて6-2-1という形に。6バックだよ。さあこれでどうなるか、さらに関心が高まったんだが、割とアッサリと、2列めから6バックのラインの間を通すスルーパスに興梠が反応して見事なゴール。興梠は動き出しには定評があるんで、ああいうゴールをコンスタントに決めてくれれば代表にいつも呼ばれると思うんだがな。
そういうわけで、その後もミドルで追加点を許してしまい、結果的に6バックという博打は失敗したわけだが、その戦術判断は悪いものではなかったろうと思うんだが。ただ、やはり4-4なりの2ラインを敷いた方が、より強固なゾーン守備網になるんじゃないか…などという議論も生む、ウイングバックをサイドに張りつかせる浦和レッズの戦術に対して最終ラインを6枚にして左右一杯をカバーしようとした意図はわかる…とか、何かと議論する材を提供してくれるものではなかったかと。
そんな試合展開だったが、ヴァンフォーレ甲府は気持ちが折れてしまわず、終了間際に何人もが押し上げて1ゴール捻じ込み、1-2としたのは立派だったと思うね。
ちなみに、ヴァンフォーレ甲府の退場のシーンだが、確かに浮き玉のディフェンスライン裏へのパスに手が当たってしまい、ハンドです。故意かどうかは別にして、あれは明確にファウル。最近、故意じゃないんだから(故意じゃないのに)…というような意見というか言い様を結構目にするが、よほど試合全体に関わるエリアで発生したケースでない限りファウルはファウル。ただ、ペナルティエリアの外であり、そのパスが抜けていてもヴァンフォーレのディフェンスが居たし、躊躇なくイエローを出すほどであったか。ハンドを取られた選手は既にイエローを1枚もらっており、2枚めのイエローで当然レッドになるケースであり、メッチャ素早くイエローカードに手をやったレフェリーの判断はどうかね。
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