これだからJ2はタマンない…って言ってる場合かと。

今週末は昨日の土曜日にJ2を開催、今日の日曜日はナビスコカップのグループステージ最終節、という日程。
昨日のJ2では、やはりセレッソ大阪VSカマタマーレ讃岐の試合のことかな。

前半、柿谷の見事な個人技とスーパーショットで先制したセレッソ大阪だが、段々と怪しくなっていき、、、後半の半ばあたりには(得点力の低い)カマタマーレ讃岐にゴールの匂いがプンプン。そしたら案の定、後半30分過ぎに同点ゴールを許し(ここで見てるこちらは大歓声…笑)その直後にも右コーナーキックを大きく左に振り、折り返す形でのファーへのクロスをヘッドで捻じ込み逆転(こちらはさらに身体と脚が動いてしまいながら大歓声…笑)と。とはいえ、まだ10分以上あり、そこは基本的戦闘力、個人能力がどうしたって優位なセレッソが、左サイドからのセットプレーでいいボールが上がってた流れのような感じで、左寄りからのクロスを合わせて再び同点に。この時点でアディショナルタイムに突入しており、ドローで終わりかと思ったら、わずか2分後くらいにカウンターから4枚攻め上がって、中央からズドン!! カマタマーレ讃岐が追加点を奪う。
…という、見てる方としてはコタエラレナイ終盤の攻防だったが、カマタマーレ讃岐の決勝ゴールのシーンでは、さすがに大歓声とかガッツポーズは出なかったんだな。だって、あまりにディフェンスがナンなんだもんな。セレッソ大阪なんて、最終ラインの前のディフェンス・スクリーンが全く無い。最終ラインのセンターバック2枚にも、ポジショニングや守備コンセプトが感じられない。4人の(キッチリもしてない)ラインを敷いてるだけで、易々と間に入られる。最終ラインの4枚と、その前の2枚が、そこに居るだけ…っていうか。もうJ2も16節ですよ。チームづくりとして、どうなんだ。ホーム戦なのに、体力的にもチーム全体として消耗が激しい感じだし。
一方で、試合をひっくり返した後のカマタマーレ讃岐の守備もいかがなものか。もちろん逃げ切りをはかるところだんだが、引きこもっているだけでは危ないという意識はあるようで、クリアボールを追いかけてカウンターに出ようとする意識や意図は感じられたが、いかんせん、守備ブロックの作り方ができてない。プレスのかけ方ができてない。あれじゃぁ(負けそうになってヤバイと思ったセレッソに)易々とゴールを許しちゃうよね。

今日のナビスコカップは同時キックオフだったし、ちょこちょこしか見られてないが、その範囲でも信じられないような守備の脆さやレベルの低さを感じさせる場面が幾つもあり、こんなんじゃダメじゃないか。どういうトレーニングをやってんのかね。目につく攻撃面だけでなく、守備、守備戦術についても、取り上げたり議論したりしないと(主にはダメだったところの指摘になるかもしれないが)イカンのじゃないか。そうして守備についても、全体的に意識を高めるようにしないと。


あ、そうそう、日本のフットボール中継の実況でよくあるのが、ゴールが生まれた時に、一瞬の隙を突いて…という表現を反射的に使ってしまう傾向というか習性。なんでもかんでも、一瞬の隙…で片づけてちゃぁダメダメですよ。そういうところも含めての、守備意識の啓発、守備に関する意識や思考力や着眼力の高まり、そういうものが必要なんじゃないか、今すぐにでも。

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