Round of 16 - Part 3
2010.06.29
とにかくブラジルが強い。従来の姿に堅実性と効率性が備わっている今のブラジルに、死角はないような気すらする。
オランダvsスロヴァキア。
オランダはロッベンが戻ってきて、こういう追加ピースというのは非常に重要なのは過去の歴史が物語っているけれども、正直プラスの要素はロッベンだけみたいな気がする。全体的に下降傾向にないか。この試合は極力省エネで終わらせたのかもしれないけど。本当にガチの試合を今大会でまだ経験していない(これまで余裕の試合ばっかりだった)ので、次がいきなりのブラジル戦ということになるがあまりにガチ過ぎて、真価を発揮することができるのだろうか、と余計な心配をしてみる。
余裕の試合ばっかりと書くと誤解を招くけれども、手抜きでも勝てたということではない。その試合その試合に全力なのだが、さらに毛穴が逆立つような相手では必ずしもなかったということです。
ブラジルvsチリ。
3-4-3の攻撃的フォーメーションとシステムで一躍期待の大きいチリだったが、ブラジル強過ぎ。もしかしたらアップセットもありかと密かな期待もあったが、もろくもそんな期待はかき消されてしまった。
一方で、あれだけ評判の良かった(私の中でも期待の大きかった)チリが、スペインには1ゴールを奪い返したが結局は勝った2試合でも1ゴールずつしか奪えていないことについて少し思うこともあるので、それはまたあらためて書きます。
次はオランダVSブラジルだが、スタジアムのピッチが大丈夫だろうか。
さて、今夜はパラグアイ戦だ。
2002年のワールドカップ日韓大会の直前、グループリーグのドローが決まった直後(2001年12月19日)私は本連載で「日本はどこまで勝ち進むのか! ワールドカップ本大会ファイナル・ドロー」というタイトルでこのように書いたのだった。
(前略)
私はズバリ、グループ・リーグを突破して、さらにもう1つは勝ち上がって欲しい、と期待します。それは、「ベスト8」進出を意味することになりますから、世界のどこへ行っても、こんな発言をすれば笑われてしまうでしょう。だって、日本はまだ、それだけの事が言える実績を持っていないのですから。
(中略)
イングランド(イギリス)リーグのDivision 1のポーツマスへ移籍した川口能活が、地元のメディアの「日本はどこまで行けると思う?」という質問に、臆することなく「ベスト8が目標」と答えているようです。もちろん、「ベスト8だって!?」と、地元のメディアには笑われていることでしょう。
でも、私は川口の意思に、賛成です。
(後略)
2002年は残念ながら、結局3位になったトルコに大雨の宮城スタジアムで0-1で敗れ、この期待は叶わなかった。
あの時は前の週の金曜日にグループリーグ突破を決めて、まだフワフワというか達成感というか満足感というか安堵感の中で、トルコ戦は火曜日の午後の試合だった。あの時、正直言ってグループリーグを突破してくれたことで安堵したことは認めざるをえない。まだ私たちも経験不足だった。
今回、そういうフワフワ感はあの時に比べてかなり少ないと思う。旧来メディアのことを批判ばかりしている私だが、そういう点では旧来メディアも少し学習したかもしれない。
あれから8年、今度はどのような結末になるやら。
最後に、このワールドカップの最中にも東京ヴェルディの経営問題は進んでいて、どうやら経営権獲得を目指していた某社との交渉は白紙になったとのこと。聞くところでは、東京ヴェルディホールディングス株式会社が途中から自分たちに都合のよい条件を出してきたことが決裂の要因になったとのこと。真偽のほどはわからないが、我々の仕事でもそういう相手いるよね。途中で条件や前提を変えてくる人間。
東京ヴェルディホールディングスは本当にクラブ存続のために、経営権を譲渡する相手を探していたのか。そもそもそこが疑わしい気もする。
Jリーグにはスポンサー確保したと言い続け、今でも資金のアテがあると言い続けているとか。
我々の仕事でもいるよね。本当に困るし、もちろんただ安易に信用しているわけはないけれども、かといって他の措置も取りようもなく、逆にさらに余計な損害、さらに多大な迷惑。
不謹慎な発言になるが、Jリーグが開幕するまで誤魔化してなんとか引っ張っておけば1年間は延命できるとタカくくっていたんではないか。そして売り先が見つかればOKだし、見つからなければ消滅させても自分には被害がないと、、、そんな風な目論見だったんじゃないのか。そもそもサッカー業界のことを考えて行動しているようには感じられない。安直なM&Aの仕掛けみたいにしか見えない。それとも、もし東京ヴェルディが潰れたらJリーグや日本サッカーにおいては大きな痛手で(実はそうでもないのだが、旧来メディアがそう煽るのは目に見えており、それに乗っかるアンチもワッサワッサ湧いてくるのも容易に予測できるわけで、そういう意味での痛手ということです)それを狙っているんですか? いずれにしてもJリーグにとって、Jリーグを愛し応援する全ての者たちにとって、きわめて甚大な迷惑。
今日が株主総会だそうだ。どのような話になるのやら。
| trackback (0) |
この記事のトラックバックURL
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/22
トラックバック