「U-16インターナショナルドリームカップ」

今日で全日程終了。昨年の大阪開催に続き、今年は鳥取開催で、今日は5000人を超える観客だったし、こういう地方開催はよいこと。日本サッカー協会も味をしめて(?)今後も地方開催を考えるだろうが、それはたいへんよいと思うが、鳥取のようにフットボールスタジアムがある所でお願いしたい。陸上競技場開催はNGね。

U-16日本チームは、今年秋のU-16アジア選手権をめざしているが、これまでのU-16と違って縦に速い攻撃や、最近流行りのインテンシティやデュエルを重視したチームづくりと見て取れ、攻撃面ではいろいろ楽しませていただいたが、一昨日のマリとの対戦で特に見られたように、身体能力の高い(そしてストライドの大きい)相手にスピードと馬力に乗らせたシーンでどう対応するのか、そこが気になるところ。ま、マリは知らない方も少なくなかろうが、アンダー世代では世界大会で好成績を残している強豪であり(フル代表の実績はないが)2メートルばかしのスペースを与えてスピードと馬力に乗らせると(それくらいの距離でスピードに乗れてしまう)組織と人数で対応するったって、難しいというか無理。マリ戦の2失点は、まさにそうだったわけで。実況ブースで解説してたコメンテーターのお歴々も、じゃ、どうすればよいのかの話が聞けなかったな。
U-16アジア選手権ではグループステージは何ら問題もない(ぶっちぎり)だろうが、ノックアウトステージに入って、やや面倒なアジアの戦いでどうなりますかな。U-17ワールドカップの出場権はもちろん獲得してくれると思うが、ちょっと感じてるのは、U-17やU-20のワールドカップ出場権を逃すことで日本のフットボールが下降傾向だとか不安を煽る向きが出て来るんだが、それはどうか…とは思うぞ。アンダー世代の代表チームにそんなに力を入れてない強国はいくらでもあるしな。でも、出場権を逃してばかりというのは、もちろんよろしくない。それはもちろん、そのとおり。

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