どうやら2列めの1枚は藤本淳吾でスタートするようだ。

2011.01.29

ウズベキスタンと韓国の3位決定戦も見たが、ウズベキスタンはオーストラリアとのセミファイナルも含めて感じるのは、どうも自分たちのフットボールに随分（相当）自信があったような感じがする。

それも攻撃的なフットボールに。創造的なフットボールという自負が強いのだろう。それで前へ前へとノーガードチックに出ていって、早々に失点を重ねていったのはこの2試合とも類似。それでも攻撃の手を緩めないのは、意志が強固なのか自信のなせるわざなのか、その辺りはわかりません。オーストラリア戦も大差がついて敗れたが、試合全体を通じてのポゼッションではウズベキスタンの方が大きく上回っていたようだし。ただ、チームマネジメントと入り方をもうちょっと普通に練れていれば、前半からあのような連続失点は防げると思うのだが。まぁ選手の技量や経験にバラツキが見て取れるからなぁ。以前の日本チームも（今日でもまだ残ってる??）そういうところがあったわけで。

さて、香川というカードがなくなって、1トップ下の2列めの3枚には柏木でなく藤本淳吾が入るようだ。柏木が3枚の中央に入ったサウジアラビア戦は、柏木のシンプルなはたきが攻撃にリズムをもたらしたが、今夜の対戦相手はオーストラリア…中央でボールを失ってロングボール放り込みによる縦ポンを警戒するなら中央は本田圭佑の方がよいし（本田圭佑を3枚の左右どちらかに配置する手もあるが）それならば、清水エスパルスで同じようなフォーメーションに入っている藤本淳吾ということだろうか。それはそれで理にかなっている。清水エスパルスでは1トップに長身のヨンセンがいて、右に藤本、左に岡崎というフォーメーション。
ただ、藤本は純然たるアタッカーというよりは、本来チャンスメイカー・ゲームメイカーだと思うので、清水エスパルスの試合を見ていても、1トップ下の3枚のワイドのポジションのパフォーマンスはもうちょっと脅威度が足りないというか…確かに昨年のJリーグで2ケタのゴール数をあげてはいるけれども（そのゴールはどれも美しいけれども、美しいゴールをもたらす選手は数多くのゴールを生む選手ではないというのが万国共通の古くからの定番みたいなものだし）…そういう部分が懸念されるのだけれども、とにかくこの試合では化けてくれるとありがたい。アタッカーとゲームメイカーの中間みたいな微妙なところから一気に脱却するチャンスだ。
オーストラリアの守備網は大柄な選手ばっかりで4枚＋4枚の2ラインを敷いていると思うので、バイタルエリアにどれだけ入り込めるかの攻防がカギとなるだろうし、そこを取っ掛かりにどうギャップを作らせるか…さらにその先に、わずかなギャップを突いて思い切りのよい精度あるフィニッシュが必要…そうでないとゴールを奪うのに苦労するだろう。
オーストラリアの放り込み攻撃に対しては粘り強く競って対応するしかないのと、言わずもがなのことだけれども、放り込む選手へのプレッシャーとセカンドボールへの素早い処理しかないよな。

オーストラリアが難敵とか強敵というよりは、ああいうナンな（○○な）フットボールを、今の駒（今日の試合に臨む選手たちの顔ぶれ、選手層、コンディション）でもってどうブチ倒すか、ということだけ。
とにかく、優勝したいというよりは（元々、私は優勝を求めていないし）オーストラリアを優勝させてはイカンけどなぁ、、、今回の日本チームの状態・準備ではぶっちゃけ不利だわな。

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