とにかく最低でも1ゴールを先に奪わなくてはならない試合で、見事な崩しでのゴール。
2018.04.14
日本時間昨夜の女子アジアカップのオーストラリア戦。ゴールを奪ってのドローならグループ2位以内となる(最低でもゴールを奪ってドローでなくてはならない)一戦で、前半はミスが多いし攻撃の形も全然作れなかったが、後半18分のゴールは素晴らしい崩し。
岩渕がドリブルでタメて阪口に落とし、上がってきた阪口が(あれはタメではないだろう…)スピードを(また)落としてしまってアァァ、って思ったんだが、長谷川が左サイドを抜け出して中央に折り返し、さらに前線に入り込んだフリーの阪口がキッチリとフィニッシュ。阪口のその最初のプレーはまさかフェイクではないと思うが、それまでミスが多くて動きもよくなかったところ、このゴールだけは…(笑)というところ。
あと、岩渕のこのチームにおけるプレースタイルが段々とちょっと確立というか整理されてきた印象。
ま、しかしオーストラリアも大したことないというか、中2日の試合続きで疲れてんのか、長谷川の試合後のインタビューでは、あそこが空くとスカウティングしていたそうだが、オーストラリアもこの程度のパフォーマンスじゃ、ワールドカップ本大会でも大したことはないと思うぞ。
このまま1-0だとオーストラリアがグループステージ敗退(ワールドカップ出場権獲得には5位決定戦)となるところ、反撃圧力もさほどとも思えなかったが、ゴールキーパーの軽いプレーから決められて同点に。確かにボールをキャッチに行ってるところ、背中へファウル気味ではあったが、折角寄せて来る相手に対して背中でスクリーンしてるのに、そっちに意識が行ったかボールをファンブル。ガッチリ抱え込まなきゃ。
1-1となって、残りは3分、アディショナルタイムは2分、この5分間はオーストラリアも勝つ必要がないので、日本の最終ラインで延々パス回し。オーストラリアも取りに行かない。なんだか、これについて日本の一部でゴチャゴチャ言ってる向きがあるようだが(談合だとか無気力試合だとか、勝って決めたかったとか、一生懸命最後まで頑張る姿を見たかったとか)なんか表現としてそもそも当てはまらないんでね、全く話にならんですよ。…なんか、TV中継の実況もわかってないというか的外れだったけどな、、、テレビ朝日地上波もNHK-BSも。特にテレビ朝日地上波の方は、一般ピープル向けのパフォーマンスだろうと思うが、レギュレーションを理解してなかったんじゃないか説は信憑性高いんじゃないか。
なんにしろ、女子ワールドカップ出場権を獲得し、女子アジアカップのセミファイナル進出ということで、よかったんじゃないか。セミファイナル進出というのは実は大きいことで、次の女子アジアカップの予選を戦わなくてよいことに。まぁ、さすがの5位決定戦(ワールドカップ出場権の最後の1枚を争うプレーオフみたいなもの)に回らざるをえなかったら、コーチングスタッフをどうする、、、って話にはなっただろうが…日本だとならなかったかもな。
右サイドバックの清水は、以前から多くの方々が指摘してたように(アンダー世代では代表で活躍してきたが、フル代表にはケガで出遅れて今年に入ってから起用)いいプレー、いいパフォーマンス。これまでも右サイドバックでいいプレーをする選手が何人か出てきてたが、明らかに一番いい。なでしこブームの時は近賀という替えの効かない選手が居たが、中盤からコンバートされた近賀ほどにはフィニッシュ能力は高くないとは思うが、その他のプレーは安定して水準が高い。
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