プレミアリーグの厳しさ、、、などというヌルイ記事はどうかね。
2018.10.02
先週末のイングランド・プレミアリーグは、武藤の所属するニューカッスルと岡崎の所属するレスターの対戦だったんだが、2人もベンチには入ったが、岡崎の出場は無く、武藤は60分過ぎに出場。
ネットのフットボール系メディアでは、2人が出場機会をなかなか得られないのはプレミアリーグの厳しさ…だとか、他のリーグのクラブだったらレギュラー…などと書いているが、現状のパフォーマンスを見ると、それはどうだろうか。
岡崎については、3シーズン前のレスターの奇跡の優勝の立役者の1人(現地メディアで「影のヒーロー」とも称される)であり、その後もクラブが毎シーズン、強力なアタッカーを獲得しながらも(そこでもクラブがさらに必要としているピースが何であったかは十分伝わる…)何度も何度もしぶとくポジションを守ってきた。それは実に偉大なことであるが、それはそれとして、ヴァーディとともに得点源だったマフレズもとうとう居なくなった(今シーズン前にマンチェスター・シティへ移籍)中で新しいスタイルを構築しなくてはならないチーム状況、再構築、新しいサイクル待ったなしというチーム事情の下で、何かと岡崎の優先度は低下しているのは実際のところ。与えられた出場機会でゴールをあげない限り。
武藤については、この試合でも出場直後に中央から相手左サイドバックへ猛烈なプレスでボールを奪い返して、前線の味方にスルーパスを送ったが、わずかにボールスピードが遅くてディフェンダーに当たってしまって決定的チャンスを作り損ね。このプレーでスタジアムは大いに沸いたが、奪い返したボールというのは、中央で武藤が受けた楔(くさび)のボールをトラップし損ねて大きく弾ませたことなんだけどな。
それ以降も、なかなか攻撃のビルドアップ、構成もままならないニューカッスルにあって、ボールに触れる機会が多くなく、ゴールライン沿いまでボールを追いかけて競ったり闘志溢れるプレーを見せたり(それはイングランドでは重要なことだが)楔のボールも何度か受けるんだが大体トラップが決まらなかったり、そういうのもあるが、そもそも武藤がどういう状況を与えればフィニッシュなり決定的な仕事をしてくれるのかの共通理解というかイメージが、まだチーム内に醸成されていない印象。もう9月も終わったんだから、そろそろ(トレーニングではなく実戦の)試合の中のプレーで味方の信頼と期待を得なければならんよなぁ。もちろん必要なのはゴールだが(この試合でもシュートは1本も打てずにタイムアップ)楔のボールの処理や、楔のボールを受けた後に目を見張らせるプレーが出ないと。
ニューカッスルも予想どおりここまで大苦戦しており、武藤を高く評価してくれて獲得したベニテス監督の去就もそろそろ危うくなってくるんじゃないか。なにしろ7戦終えて未勝利(ドロー2つで勝点2ポイント)なんだから。下が居るんで(とはいえ同勝点だが)ダダ目立ちはしてないが、当然降格圏。
監督が替わると、さらに出場機会を得ることが怪しくなる。それはイングランドだからじゃなくて、どの国でも世の常だろう。頑張って欲しいところ。
ところで、10月4日の日本時間17:30キックオフのU-16アジア選手権セミファイナルだが、CSのテレビ朝日チャンネルでライブ放送すると思うが、テレ朝チャンネルは放送枠は取っているものの、いまだに「対戦カード未定」のまま。また10月4日の21:40からもU-16アジア選手権の放送枠が取られているんだが、ここも「対戦カード未定」となっており、この21:40からの放送枠は何か「押さえ」ですか(「押さえ」って、クオーターファイナルで敗退していたらセミファイナルは無いわけで)もう1つのセミファイナルを放送してくれるんですか、それとも何か録画放送でもするんですか。。。
しっかし、ヤル気ないねぇ。今日のこの時刻になってもEPGもWeb番組表もこうなんだもん。JFAも何か指導せんのかね。
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