ヨーロッパリーグ、鎌田の2ゴールでアウェイでアーセナルに逆転勝ち。
2019.11.29
アーセナルはドロー以上で最終節を待たずしてグループステージ突破が決まる試合。だがイングランド・プレミアリーグでは不振が続くアーセナル。フランクフルトもブンデスリーガでバイエルン・ミュンヘンになんと5-1で勝った後はヨーロッパリーグでスタンダール・リエージュに、ブンデスリーガでも連敗と公式戦3連敗中で迎えた一戦。
序盤からどう見てもアーセナルの方が個々の選手のクオリティで上回っており、前半だけで5つくらいの決定的チャンスがあるのに決められず。それでも前半アディショナルタイムにとうとう先制。
長谷部はこの試合でも3バック中央に入っていたが、高さのない中央にクロスを入れられ何度もヘッドでゴールを狙われるし、スピードでも対応し切れずで、1失点で終わったのが幸運だったような前半。フランクフルトにはチャンスらしいチャンスも無く。
ところが後半に入ってしばらくすると、フランクフルトがボールを持てるようになり、アーセナル陣地に押し込めるようになる。そこで生まれたのが鎌田の同点ゴール。右サイドからペナルティエリアすぐ外でゴールを背にしたボール鎌田に入り、反転して右に(中央に)持ち出しシュートコースにアーセナルの選手が2人居たのをものともせず、左足でゴール左隅に突き刺すファインショット。ややポストの外から巻いてゴール隅に。アーセナルのゴールキーパーはブラインドになっていたかもしれないが、見えていても止められたかどうか。。。こんなシュートを決められるんだぁ、、、ってところではあるが、ブンデスリーガでもまだゴールが無い鎌田のゴールで同点に。
さらにその10分後、コーナーキックのこぼれ玉を、今度はペナルティエリア中央やや左寄りで拾いワントラップから右足で、密集を抜けてゴール左隅に突き刺さる低く速い弾道のこれまたファインショット。鎌田のまさかの2ゴールで逆転。
その後はアーセナルの反撃も大したことなく逃げ切り、フランクフルトがアウェイでアーセナル相手に勝点3ポイントを獲得した。
ま、アーセナルもパッとしないというか、選手たちに集中度が感じられないというか覇気が無いというか、これでは確かにプレミアリーグでの不振も頷けるところ。ただ、最終節のアウェイでのスタンダール・リエージュ戦で勝点1ポイントでも取ればグループステージ突破となる。そうなれば、何かと批判の多いエメリ監督も解任しにくくなるか。。。
(※追記、、、本日、エメリ監督の解任が発表されました。。。)
フランクフルトはこの勝利で、最下位のギマランエス(ポルトガル)とドローに終わったスタンダール・リエージュを抜いて2位に浮上。最終節はホームでそのギマランエスとの対戦で、勝てば問題なくグループステージ突破。ドローだと、スタンダール・リエージュがアーセナルに勝つと勝点で並び、当該対戦も2戦とも2-1で終えてるので得失点差(現在フランクフルトが1ポイント上回る)や総得点(現在同数)だの、アウェイゴール数だの、、、といったことになる。
鎌田の反転して中央へ少しドリブリングしてからのシュートって、私なんかも好きでよく狙ってたシュートパターンっすねぇ(笑) でも鎌田はややインにかけて外から巻くように叩き込んでたなぁ。アウトにかかって逃げていく弾道じゃなくて。インにかかる方が難度が高いような、、、あるいは余裕と技術が必要なような。
イングランドでの試合で2発も決めたことで、イギリスのメディアにも大きなインパクトがあったことは間違いない。ただ、国内リーグでコンスタントにゴールを決めないとなぁ。継続性がないと声はかからんし評価も上がらんだろ。
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