冨安、すっかりボローニャのビルドアップの起点。

昨日エントリーしようと思っていた、先週末のセリエA、ナポリVSボローニャについてエントリーします。
ナポリはチャンピオンズリーグで南野の居るザルツブルク、伊東純也の居るゲンクと同グループだったこともあり、冨安の居るボローニャとの一戦は結構楽しみにしてたんだが、最近は両チームとも戦績がふるわない状況での対戦。
冨安はケガから戻ってきた前節は4バックのセンターバックでの起用だったが、この試合では従来どおり右サイドバックでの起用。キックオフ直後からアウェイのボローニャが積極的な戦いを見せ、1分経過あたりで冨安が早くもオーバーラップの仕掛け、3分あたりにも自軍でボールを拾った冨安が右タッチライン沿いにグラウンダーの質の高いボールを供給し、そのままオーバーラップするといった具合。

とはいえ、ナポリは個のところでボローニャのチェックを剥がしていくようになると、ボール支配はナポリに。16分には左サイド(ボローニャからすれば冨安の居る右サイド)から逆サイドへ振って、案の定スカスカになってるボローニャの左サイドから先制ゴール、、、と思われたがオフサイドに救われる。
その後、ボローニャには1つ、冨安の(反転ボレーのような)アーリークロスから惜しいフィニッシュがあったものの、前半終了間際、ハーフウェイラインを越えた辺りでの浮いたボールを冨安の後ろに居た味方がヘッドで競り負け、そのボールをドリブルシュートされ、ゴールキーパーが弾いたものの、冨安が付いていたジョレンテがダッシュして駆け上がっていてフィニッシュ。ナポリ先制。冨安、追いかけるのをちょっと怠けちゃったかね。

後半もナポリが主導権を握る展開で始まったが、58分あたり、冨安が右タッチライン沿いで後方からの浮いたボールをおさめ、左へ展開、そのまま中央へ駆け上がり、左から折り返されて冨安を越えて逆サイドへ渡ったボールをフィニッシュして同点に追いつく。
冨安はその後も結構ラフなボールを味方から付けられるんだが、ほとんどミスのないトラップからボールを供給あるいは前線へ打ち込み、すっかりボローニャのビルドアップの起点。
冨安が高い位置を取ることへのリスクは、中盤右の選手が下がってスペースを埋める意識がかなり浸透されており、シーズン序盤よりもリスクマネジメントがアップしておりますね。

80分、ボローニャは左サイドから中央に繋ぎ、ナポリ選手に当たった(処理を誤った)ボールからスルーパスに抜け出してとうとう逆転。
残り10分あまり、ホームのナポリは当然攻撃に圧を増してくるが、ボローニャは3バックにしたというわkではないように見えたが、4バックは上がりを控え、ボールサイドとは逆サイドの中盤が下がって5バックのラインを形成するなどして逃げ切りを図る。アディショナルタイムにはクロスにゴール正面でヘッドで合わされてヒヤッとしたがヘッドは弱くゴールキーパー正面。さらに差守備ライン裏に落とした浮き玉を胸トラップからフィニッシュされたが、VARでゴールは認められず。実は冨安が残っているように見えたんでヒヤヒヤもんだったが、辛くもオフサイド判定に。
…というわけで、ボローニャがアウェイでナポリに逆転勝利という結果となった。

冨安は相変わらずよいパフォーマンス。オーバーラップもタッチライン際を縦に行くばかりでなく、さまざまなバリエーションがあり、どうして日本のチームはこういう戦術がとれないんだろうとも思ったり。。。
ナポリの監督はアンチェロッティなんだが、なんだかな、、、守備組織というか守備面での戦術というか、相当ザルなんだけど。個人任せのような。まぁ攻撃面でも同じように見える気がするが。アンチェロッティの采配って、こんなもんだったっけ?? まあね、我々の中でのアンチェロッティのセリエAでの辣腕ぶりって、もう20年くらい前のことだしなぁ。その後もイングランドやスペインやドイツの名だたるビッグクラブ(メガ・ビッグクラブ)を常に渡り歩いてきてるんだけどな。

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