センターバックでフルタイム出場の遠藤航のプレーを見た。
2020.02.08
今日はスーパーカップ。リーグチャンピオンとカップウイナーがシーズン開幕1週間前に対戦する、いわばこれは国際標準の仕様。
あ、チャンピオン同士の頂上決戦…などと表してはいけない。また、これをタイトルと言うのもいかがなものか。ある種プレシーズンマッチでしょ。せめてカップって言いなさいよ(実際、スーパーカップなんだから)と思いますけどね。
要は、リーグチャンピオンをもっと尊重しろよ、って毎度言っております。
さて、遠藤航は今シーズン、ベルギーのシント・トロイデンからレンタルでドイツ(名門だが今シーズン2部)のシュツットガルトに加入。加入したのがシーズン開幕後で、ずっとプレー機会が与えられなかったんだが(その間、9月も10月も代表に呼ぶし、、、呼ばなきゃいいだろうって…)11月になってようやくプレー機会を得て、そこからは全試合、中盤底で起用され続けている。
先だって、シュツットガルトは監督交替があったが(前監督にはようやく「6番」のプレイヤーを手に入れた的な称賛もされていた)それでも変わらず起用されているのは安心だし、シュツットガルトが買い取り(完全移籍に移行)するらしいし、結構なことだ。
その遠藤航およびシュツットガルトがカップ戦で、1部のレヴァークーゼンと対戦した試合を視聴。
この試合で遠藤は4バックのセンターバック左でプレー。立ち上がりからタッチライン沿いへフィードを飛ばし、相手の間をビュッと抜けて鋭い縦パスを入れたり、味方のセンターバックからの短いやや危険なパスを受けて相手2人の間をすり抜けるドリブリングで持ち上がったり、ルーズボールを拾って右サイド(逆サイド)へ散らしたり、上々のプレー。
ま、守備ではセンターバック本職でない感じの場面がちょこちょこあったが、強力な攻撃力のレヴァークーゼンにゴールを許さず。
後半はレヴァークーゼンがさらに攻勢を仕掛け、幾つかゴールマウスを陥れたがオフサイドでノーゴールに。ところが、コーナーキックをゴールキーパーがパンチしたボールがマウスに吸い込まれてしまい、とうとう失点。シュツットガルトは反撃に出ようとするが前半ほどボールを相手陣内へ進められず、中盤で遠藤がビルドアップしようとした所でゴチャゴチャしてボールを奪われてカウンターを食らい、中央から左(シュツットガルトの右)へ出されてシュートを打たれ、ゴールキーパーはセーブしたんだ弾いたボールが甘く、2失点め。ま、遠藤ひとりのボールロストではないものの、そこから行かれてしまったというシーンだったか。
これで気持ちペースを落としたレヴァークーゼンに対して、シュツットガルトは1点返すがタイムアップ。
とはいえ遠藤に対する現地の評価は悪く無いようで、確かにフィードやボールの散らし、ドリブルでの持ち上がりなど、いいプレーも多かった。日本代表ではさすがにサイズの点でセンターバックは(スクランブルでない限り)難しいと思うが、アンカーでこういうビルドアップ能力を発揮してくれるのはアリなんじゃないか。もっとも、ベルギーでもそうだったが前へ前へ行きすぎないことと、相手に食いつきすぎないことが解消されてれば、、、かな。
…このところ、大迫、長谷部、遠藤航という3人のカップ戦でのパフォーマンスに目が行ったもので、ドイツカップのネタが3連チャンになってしまいました(笑)
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