日本のチームだったら、4-2-3-1の中盤センターの1枚があんなに高い位置へ出ることは無いかもね。

昨日エントリーしたヨーロッパリーグのザルツブルクVSフランクフルトを視ていてあらためて感じたんだが、4-2-3-1の中盤センターの2枚のうちの1枚が(具体的には、ドルトムントで香川とプレーしたローデなんだが)相当高い位置を取る。2列めに入ったり、そうすると2列め中央の選手が中盤センターのスペースを埋めたり。
日本のチームだと(もちろんナショナルチームを含め)中盤センターの選手がこういうプレー、ポジショニングをすることって、ほとんど無いわな。

フランクフルトの戦術なりシステムが先進的ということでは全然なく、ローデがスーパーというか特別ってことじゃなく、これってまぁ普通のことだろうって。
日本では若い選手に(イングランドで言う)ボックス・トゥ・ボックスのプレーを志向してる風な選手も現れてきているが、前へ前へと積極性を見せればどうしても中盤にスペースが出来てしまう。そこを埋めるようなシステムがまだ出来てないというか、どうしても日本のチームって人数で(人数をかけて)スペースを埋める体が強いんでね。組織力とか組織戦術というより人数。
もう一方で、中盤センターの選手の方も相手やボールに食いつきすぎないとか、戦況や試合の中でのポジショニングの判断や思考とか、そういう部分ももちろん重要だし、よりヴァージョンアップというかイノベートされることも必要条件。
こういうあたりが根幹的に変わらないと、変わるというかステージが上がらないと、ともすれば後ろ(後ろめ)に重心のある戦い方、システムのまんま、、、ゴールチャンスを創出しても最前線の枚数がもうちょっと欲しい(足りない)ってことになってしまうかもね。
今でもイマジネーションある攻撃のデザインやコンビネーションが構築できる日本のチームが、さらにゴールをモノにできるようになるフェーズへ進むことができるんじゃないか。

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