2001年7月4日、大分でのユーゴスラビア戦。
2020.04.12
ありがたくも(笑)「JFA.TV」で配信されている2001年の7月4日の日本VSユーゴスラビアのフレンドリーマッチ。
この時期のA代表は言うまでもなくトルシエ監督の時代。前年(2000年)6月にモロッコ(カサブランカ)で世界チャンピオン・フランスといい戦いをし、同年9月のシドニー・オリンピックに臨み、その後のアジアカップ(ヨルダン開催)ではぶっちぎりの内容で優勝を遂げた翌年、、、3月に自信満々でフランスに乗り込みパリのサンドニで再びフランス代表に挑んでボコボコにやられ、4月はスペインに遠征してコルドバでスペイン代表と対戦し、そこでは「フラット3」ならぬ「フラット5」かよ~という守備的な戦いを見せ、6月には翌2002年の日韓ワールドカップのプレ大会として開催されたコンフェデレーションズカップでファイナルへ進出、、、その直後という状況。
この3日前に札幌でパラグアイと対戦しての「キリンカップ」2戦め。
内容的にはこの試合の日本チームは普通にいいチーム。トルシエ監督4年間の3年めで、着実にチーム力を高めてきたところが感じられる。最近はチーム力が一向に上昇してない体を見せられ続けているだけに、新鮮なくらい。もっとも、相当に奮闘はするだろうが、一定以上勝ち上がるかどうかは確証をもてない感じ…とでも言おうか。ま、そんな感じだ。
中盤センター(2ボランチ)を稲本と戸田にして強度が増した。ここは守備だけでなく攻撃や展開も期待されるところだが、この試合でも10分あたりから稲本が最前線へ飛び出してフィニッシュも狙い、実際20分過ぎの稲本のミドルが決勝点となったんだが、終盤でも最前線でフィニッシュを狙うなど、フィニッシュ能力が正確ならハットトリックできた試合だったんじゃないか。
ただま、全体的にいわゆる「若いチーム」の印象は強く。。。だから、一定以上は、、、という前述の表現になっちゃうんだけど。。。
それでも、とてもいいパフォーマンスと言ってよいだろう。ここからさらにグレードアップできて2002年ワールドカップを迎えればよかったんだが、それには時間が足りなさすぎ、、、だよなぁ。
試合会場となった大分スタジアム。中継クルーはこんなに巨大スタジアムができて、こんなに観客が埋めている画(映像)を撮ったことがないのか、特に後半になると何度もスタンドの光景をカメラが追う。ピッチ内の中継映像も、やはり地上波TV用の映像というか、捉える画の感覚や視点が真っ当なフットボーツ中継とは違うんだよなぁ。文化的・感覚的・作法的違いを感じさせるというか。
あと、芝生エリアフェチの私としては、この試合ではゴールライン外、ゴール裏にも、ゴールマウスが全て芝生に乗っかるくらい十分な芝生エリアがあり、竣工なったばかりの大分スタジアムとしては、翌年のワールドカップ本番へ向けて、日本陸連の規定よりも(ワールドカップ仕様ということで)芝生エリアを広くしておいたのかもしれんね。
そこら辺、こだわりや関心を持つ方がフットボール関係者やメディアに全然居ないんで、私が自分で関係者に尋ねたりするのも限界があるんで、そういう情報をもっともっと知りたいところです。
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