2013年8月14日、宮城でのウルグアイ戦。
2020.04.14
「JFA.TV」でのフルマッチ配信第2弾。この時期は6月にワールドカップ出場をホームで決め、間髪入れずブラジルで開催されたコンフェデレーションズカップ出場、7月下旬は韓国で開催された東アジアカップに出場して優勝。そのわずか2週間ほど経過したところでのテストマッチ。
東アジアカップには海外クラブ所属選手は呼んでおらず、そこで活躍した柿谷をはじめとする「国内組」との融合が注目された感じだったろうか。
日本のスタメンは、ゴールキーパーが川島、センターバックが吉田麻也と今野、右サイドバックは内田篤人、左サイドバックは酒井高徳、中盤センターが遠藤保仁と長谷部、1トップが柿谷で、2列めが右に岡崎、中央に本田、左に香川。
ウルグアイはフォルランとスアレスの強力2トップを擁するとはいえ、この時期のインターナショナルマッチであってコンディションが整っているわけではないのに、それでもスパスパとフィニッシュに持ち込まれる日本。んで、あっさりと前半のうちに2失点。後半もあっさり3失点め。そこで1ゴール返したが、さらに4失点め。その後フリーキックを直接決めてもう1ゴール返したが、さらに2失点くらいしてもおかしくない展開でタイムアップ。
日本の攻撃やパフォーマンスは魅力的だしタレントも豊富に見えるが、いかんせんスパスパ攻撃を許してしまう。Jリーグも真夏に開催中だし、「国内組」とはいえ、ここで呼ばれてよいコンディションとは言えないし、海外から呼ばれた選手たちもオフ明けでよい状態とは言えないし、そんな状況があるのはわかるが、あまりに脆弱な戦いぶり…と言うしかないっすねぇ。
東アジアカップで活躍した柿谷も国際経験の不足を露呈しているし、ひ弱さは否定できないし、そうであっても、もうちょっと印象を残せないもんか、、、という感じだ。香川についても、後半はガムシャラに(それは一定システム放棄的でもあるんだが…)ゴールを狙う姿勢を見せたが、鋭さは無くなってるし、そもそも前半は左サイドでの機能の仕方がわからないのか、それともここに置かれるのが納得できないのか低調なパフォーマンスで、攻撃でも守備でも全然役割を果たしてないじゃないか(モチベーションが出ないのか??)…っていうような印象。
この頃の香川は、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍して1シーズンを終えたところだな。ファーガソン氏が突然監督退任してモイーズ氏が監督就任したところ。
あと、いかにも本田が王様ぶりを増しており、これもどうかと。まぁ、6月に試合終了間際のPKでワールドカップ出場を決めたり、ちょっとした本田ブームでもあったけどな。ちょうどこの夏、第4種の大会運営をしてたんだが、参加チームの親しい指導者の方に見せていただいたサッカーノートも本田のネタ満載で、今はやっぱり彼が旬でしょう…っておっしゃってたくらいだし。。。
いずれにしても、この試合を見ればザッケローニ監督のチームづくりが曲がり角というか、現状問題点満載で、ここで危機感を持たなかったんかねぇ…と今さらながらに思いますね。ホームで熱狂のうちにワールドカップ出場を決め、東アジアカップで柿谷らの新顔の活躍で優勝し、浮かれてそれどころではなかったか???
でも、コンフェデレーションズカップでもイイ戦いではあったが結局グループステージ3連敗しており、それもゴールも奪うが失点が多いというのが顕著であったわけで、ここで大きな危機感をもって改善を図ることが必要だったと思うんだな。
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