2017年11月25日のACLファイナル2ndレグ、浦和レッズVSアル・ヒラル。
2020.06.17
BS日テレで放送されていた2017年のACLファイナルを録画視聴中。1stレグのアウェイ戦を1-1で切り抜け、アウェイゴールのアドバンテージを持ち帰った浦和レッズが、この試合も幾つかアル・ヒラルのパワーあるフィニッシュに危ない場面もあったが、スコアレスのまま推移した最終盤にとうとうゴールを捻じ込んで1-0の勝利。
文句なしの2度めのACL優勝を果たした試合。
当時のエントリーはこちら。
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/index.php?e=2735
レッズはスタートは4-1-4-1(青木拓矢がアンカー、中盤は右から武藤、長澤、柏木、ラファエル・シルバ、1トップが興梠)だったと思うんだが、結構早い段階から、前線からのプレスやチェイスでは興梠とともに長澤が2枚で行き、最後方からのビルドアップ時には左右のサイドバックが高い位置を取り、中盤底に青木と柏木の2枚にる形が目についた。
これがベンチの指示なのかピッチ上での選手たちの対応なのか、それはちょっとわかりませんが。
長澤も序盤からフィニッシュを狙える場所に何度も顔を出していたが、特に前半39分頃にカウンターで中盤のスペースで受けてターン、右足のインフロントで左スペースを駆け上がるラファエル・シルバに出したパスは、回転がかかってピタリと足元に届くボールで、おーなかなか技術の高いところを見せてくれるじゃんか…ってなところでありました。
まぁ、日本のチームの攻撃はこういう国際試合、しかも勝つか負けるか紙一重のバトルの舞台では普通にパワー不足、火力不足な面は否めないが、守備面でも危ない場面も幾つかあったんだが相手のフィニッシュ能力に救われた感じ。それでも相手の火力度は日本のチームより上だよな。火力度が高けりゃイイってもんじゃないが、こういう試合ではモノを言う(モノを言ってしまう)ことがママあるのも事実。
守備面では、サイドバックのクオリティがあるのが日本の強みではったはずだが、縦に仕掛けられた時の応対はもちろん、中への絞り、センターバックとの守備対応、、、といった点で、もっとクラスの高い相手と対戦ではむしろ突かれてしまう部分じゃないか…ということを感じましたね。
フィジカル的な部分、身体能力では国際的に相手を凌駕するまでには至らないわけだから、もうちょっとサイドバックの守備対応を戦術的に高める必要があるんじゃないか。
どうしてもサイドバックは攻撃力か守備専か…みたいな安直な語られ方をすることが多いような気がするんだが、選手ごとにどっちかが得意というか長じているとしても、その両面を兼ね備えたパフォーマンスが要求される時代になってんじゃないか。
そういう点でも、戦術的にメソッド的に、サイドバックについてもより分析、研究して、高める必要があるんじゃないだろうか。
ちょっとまだ、個々の個人能力に頼っている感があるんだが。
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