明らかなヴァージョンアップ…ボールをおさめてクイックなパスや大きなサイドチェンジ。

昨夜はNHK-BSでフランクフルトの今シーズン最終節を放送してたので、そちらからのネタで。
タイトルは鎌田のこと。もちろん守備面での成長は言うまでもない。トランジション、プレスバックするスピードと行き方(どこに対して行くのかの判断)そして戦う姿勢も出てきた。何をするのが最も適切なのか…ということを掴んだように見える。
ただ、守備面ではその成長ぶりを誰もが言うんで、本来の攻撃力においてもこの試合を視ていて明らかにヴァージョンアップした点がある。
最近威力を発揮しているドリブルのことかって?? いやいや、それじゃないんだな。

相手ディフェンスの間でボールを受けるのは以前から上手かったわけだが、ボールを足元におさめて、その後のプレーが速い。こういうのを判断が速い…という風に表現するのが常だろうが、判断が速いっていうことで集約するのはどうかと思ったりする。
おさめて瞬時に、いいパスを出す。
この試合でも先制ゴールを呼んだのは、右サイドで後方からのボールを引き出しておさめて、一度バックパスして、さらに動いてもらい直して、おさめて次の瞬間、逆サイドで大きなサイドチェンジ。それからのクロスがゴールに繋がった。
ああいう大きなサイドチェンジをこういうタイミングで繰り出す選手は、近年の新鋭ゲームメイカータイプの選手ではあまり居なかったんじゃないか。どうもショートパスでの華麗な(?)崩しがお好きな時代が続いてきたんで。それも、おさめて瞬時の大きなサイドチェンジだし。
おさめて瞬時にスルーパスにしても、慌ててるわけではない。見えてる、イメージができてる、っていうことであり、その点では判断が速いという表現は全く正しいんだが、その表現で片づけては不十分ではないかね。
あとはペナルティエリア内での急加速するドリブリングと、その後の鋭角的な、しなやかな身体の反転を使った(反転角度の大きい)折り返しだな。
このあたりのしなやかさも、とてもイイんじゃないか。

ま、あとはスコアをもっと伸ばさなきゃイカンだろう。今シーズンは公式戦10ゴールというが、ヨーロッパリーグとカップ戦(ドイツカップ)でのゴールが多かったんであってブンデスリーガでは2ゴールに止まっているわけで。
味方からの低く速い打ち込み(鬼のような)パスも難なく足元におさめるようになったし、思っていた以上に来シーズンが楽しみかもしれない。

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