今夏ドイツへ渡ったばかりの選手のプレシーズンマッチでのプレーを見て…

なでしこリーグの試合もネット配信で見てたんだが、ベレーザの長谷川は開幕して試合を重ねてコンディション、フォームがアップして、攻撃でも守備(ボール奪取)でも抜けてるな。ただ、このレベルよりもっと高いレベルでプレーすれば、さらに上のクラスへ行けるんだけどな。別に海外という意味でもない。なでしこリーグが、そういうレベルの試合であればよいことなんだが。
今夏、横浜F・マリノスから遠藤渓太が、FC東京から室屋がドイツへ渡った。それぞれの移籍先へ合流したばかりだが、プレシーズンマッチでプレーしている映像を目にすることがあったので、それを見ながら共通して感じたんだが。。。

当然、フィジカルコンタクトの違いやリーチの長さへの対応というか慣れの点は明らかにある。それは慣れで対応していけるだろう。ただ気になったのは、接近戦での身のこなしとか、すり抜けとか、関連して、身体のしなやかさとか柔軟さ、いわば円を描くような身体の動かし方とか滑らかさとか、そういうあたりが映像(映像の中のプレー)から感じられないこと…かな。
それって、コンタクトの強さやフィジカルの(シンプルな意味での)強さとかとは違うことなんだよね。
日本人の特性(長所)はアジリティとかクイックネスとか言われるが、まぁそうだろうと思うんだが、そこに前述のような要素への視点・観点が欠けている(そこの醸成、訓練、鍛錬…)といった部分が日本のスポーツ関係者に欠落していると常々思っている。
そこは何年経ってもほとんど変わらないし向上しない。
また、こういう部分はごく短期間でモノにして行けるものでもない。だからこそ、安直にフィジカルコーチが云々とか、そういうことでもないんだよ。
まぁね、猫も杓子もそういうアウターマッスル系以外のハナシになると単純に(直接的反応で)インナーマッスル云々と口にする社会だからな。インナーマッスルでもないんだって。もちろん単純な意味での(日本人がすぐに想起するような)身体の柔軟性や関節の可動域のことでもない。

フットボールは球技だが、ハードな、あるいは例えるならボクシングのクリンチワークのようなせめぎ合いを避けて通れない(それらも含めての球技であり、大袈裟ないしは突飛なことを言うなら、いわば総合格闘球技みたいなものだろうとすら思ったりもする)ものだと考えている。
リーチや高さや骨格の違い、筋肉量、ひいてはパワーの差もピッチ上で大きく左右する激戦競技である以上、サイズやパワーで劣る日本人がどういう部分で対抗ないしは上回っていく必要があるのか(もちろんアウターマッスル、インナーマッスルのトレーニングも行うんだが、そこで止まらず)もっと真剣に追究する必要があると思っている。
そこで日本の古武道、、、なぁんて言ったら奇妙に感じる向きもおられるかもしれないが、何も古武道とは言わないが、ここで書かせていただいているような点に効果的ないろいろな練習法、稽古法、鍛錬法があるわけで、フットボール選手たちには漏れなく(笑)そういうのも取り組んで欲しいと思ってる次第。
そう、表現としては、稽古、鍛錬、、、という用語がマッチしますね。

ただ、現状の指導者やコーチでは難しいだろうな、、、とも思ってる。
むしろ近年、高校生年代の選手だったと記憶しているが、何気ないインタビューの中で「カラダを柔らかくしてバネを身につけて…」という表現をしていた選手が居たことを記憶しているが、そういう若い世代の人たちの方が(もしかすると)感覚的に掴んでいる、わかっている、、、のかも、しれませんね。

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