ドイツカップ1回戦でバイエルンと5部のクラブが対戦。

ドイツカップ(ポカール)の1回戦は8月に既に終了しているのだが、バイエルン・ミュンヘンはチャンピオンズリーグを戦っていたので延期になっていた試合。対戦相手は5部のFCデューレンというクラブらしい。
日本時間で本日未明に行われた試合がDAZNで配信されているので、興味深く視聴した。
インターナショナルマッチ・ウイーク明け早々の日程で、ナショナルチームに呼ばれた選手は当然プレーしないが、何故かスタメンにミュラーが居るし、デイビスも居る(笑) その他にもボアテングやドウグラス・コスタやハビ・マルティネスも居るが、バイエルンとしては交替でピッチに入った選手も含めて8人もの新規加入の選手をプレーさせた試合。

キックオフからデューレンはガンガン前に出る。イイっすねぇ、、、こうじゃなくちゃ。キックオフ30秒ほどで、バイエルンのゴール前、ペナルティエリア内に3人が入り、ペナルティエリア内右に開いた選手からの振り向きざまのクロスに中央ではバイシクルで合わせようとし、その後ろでヘッドをマウスに飛ばすというワクワクの立ち上がり。
その後も、バイエルンが中盤でビルドアップに入ると5枚がしっかり最終ラインを形成し、前線では2トップがプレスに行き、中盤3枚もガンガンとプレスに行く。複数枚での連動プレスと、味方同士の距離と囲み方がなかなかよく、日本の下のカテゴリーチームじゃ(日本で5部と言えば地域リーグだな…)こうは行かない。
組織守備というより、こういうのはリテラシーなんだろう。

とはいえ、ちょうど10分くらいから最終ラインは変わらずタイトなものの、バイエルンが左から右へテンポよく何本のパスを繋いでフィニッシュを伺ったシーンを皮切りに、バイエルンの攻勢が続くようになり。
それでもデューレンも時折バイエルンのゴール前、ペナルティエリア内に入り込む奮戦ぶりを見せる。
ようやく均衡が破られたのは24分。ラインを締めてブロックをしっかり形成していたデューレンに対して、ドリブルで突っかけてのパス回しが効果を表し始める。
続いて35分、ゴールキーパーが味方に付けたボールがミスパスとなってショートカウンター、、、これがPKを誘い、追加点。前半途中からバイエルンがボールを保持する時間となり、前半は2-0で終了。

後半もキックオフ早々にデューレンがバイエルン陣内へ攻め込む姿勢を見せ、左サイドから大きなサイドチェンジ、、、右サイドで縦のワンツーから抜け出して深い位置からグラウンダーの速いクロス…は、いい攻撃だったが中央で味方が飛び込めず。
その後は前半途中からと同様、バイエルンがボールを持って攻め込むシーンが続くが、バイエルンも多少はヒリヒリ感が無く、細かいミスもあってなかなか追加点が奪えず、3点めが決まったのは75分。
このまま3-0で終了。
結果と内容は当然バイエルンの圧勝ではあるが、デューレンの奮闘ぶりは讃えられるもので、後半途中でもデューレンは自軍最終ラインと中盤で小気味よいパス回しを見せたり、堂々たる戦いぶり。
とても興味深い試合を(それもプレシーズンマッチではなく公式戦で)視聴させていただいた次第。
ちなみにデューレンには日本人選手が2名在籍しているそうだが、残念ながらこの試合ではベンチ外だったようだ。

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