アタッカーの高スキルとフィニッシュ能力をまざまざと感じさせられた、アトレチコの7年ぶり優勝が決まったリーガ最終節。
2021.05.24
リーガ・エスパニョーラ最終節は、アトレチコ・マドリードがそのまま優勝を成し遂げるか、2ポイント差で追うレアル・マドリードが逆転するか、こちらもキンチョーしつつ(笑)日本時間深夜1:00から視聴。
アトレチコは残留がかかっているバジャドリードとのアウェイ戦、レアルはビジャレアルとのホーム戦。
アトレチコが敗れてレアルが勝つとひっくり返るが、アトレチコがドローでレアルが勝って勝点で並ぶと、、直接対決の結果によってレアルの逆転優勝となるスリリングな状況。
アトレチコはキックオフ直後こそ勢いがあったが、前半はテンポアップせず、逆にバジャドリードが絵に描いたようなロングカウンターを決めてリードしてハーフタイム。
一方、レアルの方も、どう見てもビジャレアルの方がいいフットボールを展開しており、こちらも素晴らしい攻撃で先制点を奪ってハーフタイム。
おいおい…って感じで始まった後半だが、アトレチコはなんとかギアアップしてバジャドリードのゴールに迫るが、バジャドリードも堅い守備で応戦。これは相当苦労するか…と思っていたら、後半キックオフから10分過ぎ、アンヘル・コレアが狭いバジャドリードの中央の守備網に1人で仕掛け、ダブルタッチでシュートコースとスペースを作ると、トーキックでゴールに沈めるミラクルゴールで同点に追いつく。
ペナルティエリアに入るか入らないかの位置で、まだゴールまで距離があるのに、あそこでトーキックで決めますかね、、、それにトーキックでのフィニッシュの瞬間も1メートルも無いようなスペースで放っており、いや~これがワールドクラスのアタッカーのスキルと技量だろう。。。
続いて約10分後、今度はルイス・スアレスがカウンターで抜け出し、ゴールキーパーと1対1になったが、ここでもまだペナリティエリア内入ったばかりの位置で、それでも難なく沈めて逆転。日本人選手なら、この距離でゴールキーパーもまだ目の前に迫ってないし、もう1つ持っちゃうんじゃないか?? いやはや、これもワールドクラスのアタッカーのスキルと技量だよな。。。
とにかく、ゴール前に人数をかけてスペースを消している相手に対してこのゴール奪取能力、、、こういうアタッカーが居れば、そりゃチームは楽だよなぁ。
もっと言えば、バジャドリードの先制ゴールだって、ロングカウンターからペナリティエリア内右からゴールキーパーととの1対1でフィニッシュしたものだが、あの角度で、後ろからアトレチコのディフェンダーが猛然と追いかけて追いつきそうになっている状況で、日本人選手ならフィニッシュできたかどうか、、、ゴールに背を向けて反転して味方の押し上げを待ったりしないか。。。
こういう状況、こういう場面で1人で決め切るチカラ、、、日本人アタッカー(フィニッシャー)との大きな差を痛感させられましたね。
なお、レアルVSビジャレアルの方は、こちらは試合終盤にレアルが逆転して底力を見せた。こちらはタレント力って感じですかね。
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