ACL…アウェイの一発勝負で名古屋グランパスよもやの敗戦。

昨日はACLのクオーターファイナル。なぜか敵地での一発勝負に臨まなくてはならない名古屋グランパスだったが、グループステージで2戦して圧倒している相手との再戦(再々戦)なのでクリアできると思っていたんだが、、、前半の少なくとも2つはあった決定機を決め損ねていると…っていう絵に描いたような展開で後半立ち上がりにコーナーキックから、なんだかワケのわからない失点。

この失点もなぁ、、、ゴール前に人数は十分居たんだが、かえって居すぎたか、、、スクランブル状態からファーに出されて難なく沈められてしまった。
そもそもが、グランパスの人に当てていくハードな守備がこの試合では影を潜めており、コンディションの問題も大いにあったと思われるし、米本も不在、長澤もベンチに入れてないというのはちょっと疑問。
相手もグループステージでの体験経験を踏まえて、前半は抑え気味で後半にギアを入れてきたか、、、それに対してグランパスは後半早めの時間帯に左サイドでスタメンだった森下がケガで下がってから、攻撃ができなくなってしまった。オマケにその直後にマテウスも下げてしまうし。グランパスの唯一の槍と言ってもよいマテウスをこの早い時間(60分過ぎ)に下げるって割と予定の采配だったんではないかと思われるんだが、0-1でマテウスを下げてしまいますか、、、という感じでしたね。
しかし堅守のグランパスがその後も2失点で、結局0-3という完敗に。

まぁしかし、Round 16でPK戦で敗退した川崎フロンターレといい、幾らパンデミックとは言え、敵地で一発勝負っていうのはやはりオカシイ。どうせAFC(アジアフットボール連盟)のやることだからな。
今年のACLは、韓国とサウジアラビアの間でホルホルしてくれ。

これで日本勢は全て姿を消したわけで、そうなると日本のフットボール・フリークの間でもJリーグのレベルがぁ~とか騒ぐ向きが出てくるんだが、ACLのようなアンフェアトーナメントで敗退したからといって、とにかく騒ぎすぎ。ま、炎上させて喜んでいるんだろうが。
トーナメントはトーナメントの戦いがあり、本来はリーグ戦が最も力を競うコンペティションなわけで、いい加減、フットボールを観てるんならその辺り押さえましょうよ…と言いたくなる。
正味悔しいから、、、というなら、気持ちはわかるが。
そしてグランパスは帰国しても隔離期間があり、それも大きな負担だ。

昨夜はクオーターファイナルもう1試合の韓国勢同士の対戦も見させていただいたが、ま、白熱したゴールの奪い合いで、なるほどトーナメント一発勝負の試合っすなぁ、、、と思いました。クオリティは高くはないわな。ただ強度は確かにある。これに怯まないというか抗するには、一定の準備は必要だろうな。対策ということではないけどね。
じゃJリーグの強度が足りないってことじゃないか、、、と言われそうだが、う~ん、単純に足りないという感じではないんだが、ちょっと強度は低いけれども要は戦い方が違ってくるわけじゃないのか。
コンディションでしょう。日本のクラブは日程がキツイ。
日程がぁ~って言い訳、、、と怒られそうだが、だけど確かにグランパスのパフォーマンスは低調だったし、6月から7月にかけてのグループステージが参加4クラブには相当コンディション悪化を招いたことは、その後のパフォーマンスを見れば明らか。
コンペティションとしての価値、プライオリティもある。
まぁ日本、Jリーグだらしない…と批判する向きには全て言い訳に聴こえるんだけどね。

ちなみに私なんかは、断然リーグ(Jリーグ)優勝が最もプライオリティ高いです。全然そこは揺るがない。ずっと前から。
…っていうか、どの国でもそうだと思うが。ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ優勝が最大の価値と言ってるのは、よほどのビッグクラブであったり、そろそろ獲るか…って場合だろ。国内リーグに最も価値づけをしましょうよ、と思いますね。
それはメディアもJリーグもJFAもよくない。Jリーグ優勝の価値を世間に擦り込めていない。
そして日本のフットボール・フリークも、チャンピオンズリーグを見てばっかりいるからか、そのあたりの価値観がズレてないか。
そんなこともずっと思っている。

| trackback (0) |

この記事のトラックバックURL

http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/tb.php/4157

トラックバック

▲ページのトップへ

CALENDAR

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

<<前月 2024年09月 次月>>

Back Number

これ以前の記事はこちらから

Recent Trackback

Profile

▲ページのトップへ