シュートやクロスへ至るまでのイメージが重要では??

香川の所属するドルトムントは1日早く行われたホームの試合で4-4のおバカ試合、勝点1にとどまり、今日バイエルンが勝つと勝点差は3で、来週ミッドウイークに行われる直接対決が本当に大一番となる。

香川は1ゴールで日本人選手のシーズン最多ゴールを更新かな? このゴール、左サイドからのクロスのシーンから(クロスを味方がヘッドで折り返し、香川のボレーでフィニッシュ)TVで流されるだろうが、実は見ものなのは左サイドにボールが動く前の香川のプレー。相手マークを振り切りながらディフェンスラインからのくさびを受けてやり、1つ戻して右サイドバックからの再度のくさびを受けてやる…複数のマークを背負いながら交わしながら、味方も香川に当てるタイミングをジッと伺っていて、追いすがるマークを交わしてプレスを凌いで左サイドへサイドチェンジ…そこからクロスが生まれたわけ。そこを見て欲しい。
ま、ドルトムントも後半は(香川も含めて)かなりへばっていたようで。もちろん前半を2-0で折り返せばペースを落とすだろうが、そこで70分までに2点アヘッドをキープしながら余裕をかませ過ぎていたのか、それから10分も経たないうちに3点連続失点はいただけない。それでも、さらにそれから5分ほどで2点奪っちゃって逆転して、それでクローズのはずがロスタイムに失点してドローとはね。
対戦相手のシュツットガルトでは、岡崎がまだケガから戻ってきてないが、酒井高徳が右サイドバックでフル出場で、守備のポジショニングで怪しいところはあったが、しっかりチームの中に入っていて存在感があった。ビハインドの試合でチームの反攻(反撃)に貢献しているところが見て取れて、嬉しかった。

大宮アルディージャVS名古屋グランパスを見ていたら、解説者が(特に永井謙佑あたりのプレーを指して)シュートないしはクロスまでやり遂げて欲しい…というようなことを何度かコメントしていたが、それは至極ごもっともな指摘だ。そこに持っていくプレー、そこに持っていこうとする所が感じられるプレーを見せて欲しい。ただその最終結果だけでなく、それ以前に、やり遂げようとしているプレー(シュートなりクロスなり)までのイメージ、そこへ持って行くための自分のプレーなり動き、味方をどう使うか、といった部分のイメージなりイマジネーション、想像性・想像力の不足というか欠如、ないしはアイディアの不足が問題なのではないだろうか。かなりインターナショナルな日本人プレーヤーが増えてきたが、日本代表の試合やクラブの国際試合になると一段落ちるパフォーマンス、クオリティであることが明白になってしまう選手が存在してしまうのは、技術やテクニックよりもそこにこそ要因があるのではないか。TV解説者もコーチライセンスを持った指導者のひとりであるはず。そこのところをもっと考えて欲しいし、何が足らないのかどういうトレーニングが必要と思われるのか、そういうあたりを聞きたいな。

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