「なでしこカップ」

昨日、なでしこリーグのカップ戦「なでしこカップ」のINAC神戸レオネッサVSジェフユナイテッド市原・千葉レディースを見たんだが…

INAC神戸レオネッサの代表選手たちは、ケガをしないように慎重なプレーだったのかもしれないが、それを差し引いても、あまり集中度の感じられない技術的にもミスの多いパフォーマンスだったな。もうオリンピックが近いのに大丈夫なんだろうか、と思ってしまう。もちろん代表チームの合宿で上げて行くのはわかっているが、それでも。
大野は中盤に降りてきて攻撃の組み立てにも積極的に参加するようになり、プレーの幅が広がった…と実況では持ち上げるが、それは結構なんだが、フィニッシャーとしての感覚や意欲が下がってきてはちょっと困るんではないか。ご自身は当然そういうことはないだろうが、結果的にそうなっちゃってるということはよくあることで。あと、フィニッシュの位置へ出て行くタイミングまでつかまないといけないわけで、そこはまだまだという感じなんだが。
川澄は昨年のワールドカップ後のような得点感覚が明らかに落ちているというか変容している感じで(ワールドカップ終了後わずか1ヶ月ほどで行われたオリンピック予選では、コンディションも悪い中、川澄の活躍で勝ち抜いたようなものだ)昨年のような感覚を取り戻すのは無理か?? チームとして意図的にチャンスメイカーに重点を置かせているような感じを受けるし、今年3月とか4月の代表チームでのプレーを見ていても、ご本人がそっちへ非常を置いているように見受けられた。遠慮してんのかね。
高瀬は、いいんだが、やはり自分のシュートの形とか間(ま)がまだないなぁ。代表チームでフィニッシャーを期待するのは無理か。
澤は、まだまだ全然、という感じに見える。後半になってから感覚や動きを取り戻すのは最近のどの試合でも共通したところ。スターターで使えるんだろうか。これなら田中明日菜を起用した方がよいような気もするが…
さて、残り少ない日数でどう仕上げられるのか、ぶっちゃけ危惧されるところだ。ま、私は昨年のワールドカップ直前でもやや悲観的な予測をしていたので、それが外れてくれればいいんだが。

ところで、コンサドーレ札幌はJリーグの移籍ウインドウが再開するのに合わせて外国人選手を何人か獲得する気でいるらしいが、クラブとしては大丈夫なんですかね。ちょっとビジョンがないんではないか。いや、今シーズンのJ1残留云々だけでなく、来シーズンのビジョンと戦略を持った上での動きならいいんだけど。でないと、もし仮にJ1残留しても(それは…悪いけど、もうほとんど難しいが)クラブとしてはマズイことになるんじゃないか。

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