ピアノ



「この、木の感触がすごく好きなんですよ、
シンセサイザーのプラスチックものとは、比較になりません」

「このピアノの鍵盤は、ちょっと細いんです。久しぶりに
弾くと、ちょっと戸惑うくらい。でもそこも好きなんですけどね」
指で鍵盤をなぞりながら話す、白井貴子さんの顔は、
懐かしい友達に、会った時のような、幸せそうな顔をしていた。

ピアノのことは、まったくわからないが、そんな白井さんの話に、
私は、すっかり気持ちが、ひきこまれてしまった。

「ステインウェイ..＆サンズ...」ピアノの中を覗いていると、
「これ、1500万円くらいするんです」と白井さんは、
肩をすくめながら付け加えてくれた。
ひゃー。

このブランドのピアノ、私も時折見かけています。
知人のピアノの発表会の時にです。
音の良さには定評があると聞きました。カワイやヤマハと
どの位違うのかは、私の耳では判りませんが・・・
私が驚いたのは・・・湿気で楽器の音が変わってしまうので、
ピアノを保管する部屋は一年中エアコンがかけられていると
聞いたことです。維持にもお金がたくさんかかるんですねー。

楽器といえば、弦楽器をお持ちのプロの方は、演奏旅行に行く時の移動中の事故により、楽器が壊れることも考えられるので、保険に入っていると聞いたことがあります。

そうそう、楽器は湿気に弱いのですよね。そういえば、ピアノの調律も大変な事らしいです。しかも、調律師さんによって仕上がりも、個性か出るのだそうです。
しかし、何千万円もする楽器を、持ち歩くことになるならば、保険をかけるという発想は、理解できますね。持って歩く事に、勇気がいりますね、私だったら。神経休まらないなー。

楽器は本当に神経使いますよ。グランドピアノのそばに、お花を生けた花瓶を置いてもいけないんですから。。。
ステインウェイのピアノは鍵盤が細い分、手が小さい人に取っては和音を取るときが楽で、弾きやすいという人がいます。

えーっ、花瓶もだめですか。でも、それじゃ、今頃の日本の気候なんて最悪ですね。花を生けた花瓶どころじゃないですものね。エアコンが、そんなに普及していなかった時代はどうしたんでしょう...。

お名前:

URL:

コメント:


Cookieに登録

http://www.ladyweb.org/studio75/blog/tb.php/238