ヨーロッパ女子チャンピオンズリーグ、ファイナル。

昨夜のセレッソ大阪VS名古屋グランパスでの柿谷のゴール、左斜め後方からの速いグラウンダーのボールを走り込みながら左足アウトでトラップし、間髪入れずに右足でフィニッシュ…何気ないが素晴らしいプレーだったんじゃないだろうか。

TVで観ていたので、相手ディフェンダーの2人の間でどうフリーになったのか、ちょっとわからないんだが、ディフェンダーの間に入り込んで行ったオフザボールの動きもよかったんだろう。その辺、実況中継でフォローしてもらいたいもんだ。

さて、昨日午後はBSフジで、ヨーロッパ女子チャンピオンズリーグのファイナル、フォルクスブルクVSリヨンをオンエア。これは実にナイスじゃないっすか、フジテレビ。
フォルクスブルクは、今シーズン、リーグとカップ戦の2冠なんだよね。リヨンは言わずと知れた、チャンピオンズリーグ2連覇中。
放送の中で青島アナウンサーも言っていたが、なでしこリーグと比較してどうなんだろ…って感じで、結構見てんだろうな。私らなんかもそうだし。
ぶっちゃけ、やってるフットボール自体がどうこういうことはないが、現状なでしこリーグのチーム(クラブ)で太刀打ちできるかというと、それはさすがに悲観的だ。ま、1クラブだけ、ってことですね。要は、底上げの面でかなり遅れているというか、ようやく始まったというのが日本のクラブチームの実情というか状況であり、なでしこリーグはそんな感じではある。代表(なでしこジャパン)が一昨年はワールドカップで、昨年はオリンピックで成果をあげたものの(昨年のU-20女子ワールドカップの成果も加えてもよいが)そこは多くの人が認識しているように、熟成されたほぼ固定メンバーでの成果で、なでしこリーグを見ていると、ギャップというか落差はかなり大きい。代表チームの世代交代もこれからであり、せっかく世間の耳目を集める存在になったのだが、それだけにここ数年が非常に重要だろうし、結果も出しながら進めていかなくてはならないという非常に困難な作業となる。そのためにも、なでしこリーグがもうちょっとは(いや、本当は相当に)レベルアップ、クラスアップしなくてはならないのだが、1つだけダントツという状況ではなく、せめてもう1つ、できれば2つ、対抗するクラブが出てきてくれないと、どうにも難しいんじゃないか。日本サッカー協会もかなり的確な施策を講じていると思っているが、さらに具体的というか直接的なサポートももう一段、必要なのかもしれない。

ちなみにヨーロッパ女子チャンピオンズリーグのファイナル、スタンフォード・ブリッジという素晴らしいスタジアムで行われ、カメラワークもさすがと言ってよく、この辺からしても大きな差があるわけで…そんな中継だから(見栄えもよくて)余計に(必要以上に)差異というか危機感を感じたのかもしれないが。

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