前半20~30分でこじ開けないと…
2013.09.07
昨夜のグアテマラとのテストマッチ。相手がベキ引きでスペースがないとはいえ、こちらも新しい顔ぶれがいてコンビネーション未成熟とはいえ、それでも前半20分過ぎとか30分くらいで、1つくらいはゴールマウスをこじ開けるくらいじゃないと。
スターティングメンバーを聞いて、センターバックに森重、1トップに大迫を起用(残念ながら中盤セントラルはいつもの遠藤、長谷部だったが)と来たので、注文どおり、って言ってしまいましたよ。山口蛍はコンディションが不十分と判断されたか?? 地元の長居での試合だったにもかかわらず途中起用もなし。森重はよかったんじゃないだろうか。次のガーナ戦でも是非使って欲しい。そして大迫も悪くなかった。こぼれ球に反応してのシュートとか、長めのレンジからのシュートとか、らしさは発揮していたし、前半だけで下げられたが、またチャンスを与えて欲しい。
後半から柿谷が入って、本田、香川、あるいは工藤を交えての華麗なパス回しはもちろんよかったが、特に後半10分過ぎくらいの攻撃(最後は本田のショットがゴールキーパーに阻まれる)はスーパーだったろう。前半も組み立てはよかったが、どうもスピードが上がらない、変化がない。緩急がない。香川も視野が狭くなってないか? それと、プレーやシュートやらに力が入り過ぎなんじゃないか? 遠藤と長谷部もグアテマラのプレスが緩いので高い位置まで押し上げるが、そこでのオぉっっていうイマジネーションや個の力というか勝負力や怖さがない。ズバッていう槍のようなパスもない。さばくだけ(?)に終始。もちろんビジョンをもってそういうプレーを選択をしてるんだろうが、強豪チームではそこで既に全然違うんじゃないか。特にズバッていうパスは、スペースがなくても強豪国はやってのけてると思うんだが。
遠藤の軽い足を上げてのスライディングのアリバイ的な守備は、この試合でも何度も見られ、あれは致命傷にならないか。後半、相手のスルーパスに遠藤が相手に付いて行って消したシーンがあったが、いつもあれくらいの走力と努力を厭わないでやってくれたら安心というか、こんなに毎度ゴチャゴチャ言わないんだが。
スタートは大迫の1トップに、2列め中央が香川、右が岡崎、左が清武だったが、これも面白いと思って見ていたんだが、清武はもうすっかり、ちょっと物足らないかな。ワールドカップ本大会では、ポゼッションから勝負するというよりは押し込まれて(押し込ませて??)手数をかけない、ないしは少ない人数での攻撃が有効というか、そこが決まらないと苦しい展開になると普通に思うんだが、そこで鍵となるのはやはり香川(なので、多くの方々も言っているように、香川のタスクを減らした方がいいんじゃないか??)であったり、今後コンスタントに起用されることになったら柿谷や大迫であったりするのだが、そこに清武というのは、ちょっと考えづらくなってきているんだが。むしろ、工藤や、あるいは柏レイソルの田中順也が最近またグッドシェープになってきているしクロスも(しかも右足でのクロスも)よくなっているし、もう一度試してみてはいかがだろうか。あのシュート力はいまでも期待してるし、ああいうスケールのあるプレー(の選手)がピースとして必要じゃないかなぁ。
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