相変わらず突っ込みどころ満載の実況ですな。
2014.01.11
今日は高校サッカーのセミファイナル。しかしセミファイナルから45分ハーフにしてるんだが、ファイナルだけ45分ハーフを導入したのが10年前から? セミファイナルに導入したのが5年前?? もう全試合そうしません。
だって、一つの大会の中でレギュレーションが違うってのはおかしいだろ。おかしいと感じる方が正常だと思いますが。
さて、今日の2試合とも、相変わらず実況アナウンサーには突っ込みどころ満載だ。先制ゴールが生まれて試合が動き出しました…とか言っておきながら、わずか5~6分ほど経過したところで膠着状態に…って何なんっすか。ケガでバックスタンド側のタッチライン外で治療した選手が手を上げたら交替を要求…って、笑ってしまった。フットボールのこと、よく知らないっすね。あとは、よく足を伸ばしました…運動量…っていうようなコメント多発。あのさ、特に第1試合の方なんか、結構「教材」になりそうな要素やシーンが多かったんだけど。いい面とよくない面と、その両方の面で。そういうところを伝えられる、わかるアナウンサーでないと、実況には起用すべきでないんではないか。もちろん地上波でのディープでない視聴者も多いんだから、そんな難しい話や専門的な話は…ってTV屋はすぐに言うんだろう。だから、そんなに難しい話や専門的な話ではないハナシのことを言っておるのだ。もう視聴者の方が進んでるんじゃないのか?? 仮に初心者的ライトな視聴者であっても、昔のまんまのような通り一遍の言葉が飛び交うんじゃなくて、もうちょっと深い視点や見どころを受け入る時代なんじゃないかね。感覚的に追いついてないのはTV屋のほうじゃないか。
そう言えば、今年の正月のNHK地上波でオンエアされたワールドカップ特集の番組を録画でチラと見たが、何のために座っているのかわからないメインと思われるMC(ど中央に座ってんだからメインなんだろ)が発した数少ないコメントで、フットボールのプレー映像をやや具体的・技術的・戦術的・分析的…な説明を聞いて、こんなにいろいろなことがあるんですね、、、みたいなことを言っていたが、そう、フットボールに関心がない人、そういうことに触れられないで来た人はこういう感じ。何が起きているのか、どうしてこうなるのか、全くわからないというか、考えたり思考したりする感覚がない。だからゴールというものが偶発的に、たまたま、生まれるものだと思っている。違う違う、いたって科学的なものですよ。まったくの偶然が全てのようなことって、めったにはない。だから、そういうことを少しずつツツける実況なり放送であるべきではないのか。そういうことをやんないから、いつまで経っても旧態依然としていて、そういうことだから(TVというものが)どんどん凋落していったり、あまり必要ではないモノになっていったりすんじゃないのか。
そういえば、某スポーツ紙の記者が本田圭佑の取材絡みでACミランのクラブハウスを訪ねてその充実ぶりに驚いた的な記事を書いていたが、そんなん当たり前で、フットボールが科学であり学術であるで。そういうことも知らないでスポーツ記者というのも、ナンな話だが、そんなレベルなんだもん、日本って。お気楽過ぎるではないか、いつまでも。知的好奇心や興味関心レベルが低すぎる。Jリーグのクラブだって、貴方たちが上っ面だけ眺めているよりもっと深いことや科学的なことやってますよ。頭と目を切り替えた方がいいんじゃないかと。
ちなみに、その、ACミランのクラブハウスを訪ねたという記事だが、ろくに見てない、見てもわからない、見せてもらえなかった、見せてもらえなくとも感じるはずのことを感じ取れないんだろ…締めは実におちゃらけなクローズのさせ方でごまかしておりましたな。
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