どうしてもグループリーグ突破を
2010.06.23
フットボール伝統国はウンチクのある言葉を口にしてくれる。例えばデンマークのオルセン監督は「日本戦は我々にとって最初の決勝戦だ」と言ったそうだ。カッコいいと思うし、粋な言葉だと思う。また、私たちの日本チームがそのようなシリアスな戦いに臨めることが嬉しくも誇らしくもある。是非最大限できうることをなして、もちろん幸福な結末を迎えられるよう願いたい。
グループステージはグループAとグループBが終了した。今大会は開催国枠を含めてアフリカからは6ヶ国が出場権を得ており、地元アフリカでの開催でもあるし、どれだけのアフリカ勢がグループリーグを突破して決勝トーナメントに駒を進めるか心配でもあった。何故ならば次の出場枠に影響するから。
アジアには今大会は「4.5枠」が与えられている。もっと少なくてよい…つまり、それくらい厳しいアジア予選であるべきとか、ヨーロッパや南米の出場枠を増やした方がよいなどといった意見も持つ人もおられるだろう。私も「4.5枠」はちょっとぬるいとは思う。しかし安易に削減されるのは当然避けたいものだ。そのためにも今大会のアフリカ勢の動向は気になる。
現在のところ大方の予想に反して、アフリカ勢はかなり苦戦している。見通してみると、グループリーグ突破の可能性が割と高いのはグループDのガーナくらいだろうか。グループGのコートジボワールは得失点差に泣きそうだ。グループBのナイジェリアは思わぬ期待はずれで、本日未明の韓国戦でも考えられないようなシュートミス(ネットでは2006年大会の柳沢の「QBK」を凌駕、などと一部で驚愕していたりする)でグループリーグ敗退となってしまった。
FIFAのブラッター会長が、一体いつの時点での発言なのかわからないし、この方の真意も意図も一体どこにあるのか、そもそも本当に言ったのかすら毎度はかりかねるが、アジアから2ヶ国が決勝トーナメントに進まないとアジアの出場枠を削減せざるをえない、、、と言ったとか言わなかったとか。その発言がどうであれ、日本はどうしてもグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出しなくてはならない。仮に決勝トーナメント1回戦(Round of 16)で敗退しようとも、これは極めて重大で重要なことなのだ。
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