もう一度じっくり見たい、ビルバオのゾーン守備。

昨日、U-19女子アジア選手権が開幕。なでしこ世代交代云々を語るなら、このチームに着目しなきゃ。初戦はオーストラリアに2-0なんで、グループリーグは中国との首位争いになるか。ただ、世界大会(U-19女子ワールドカップ)出場権は、グループステージを勝ち上がった後の一発勝負になるというアホくさいレギュレーションなんで、全く油断できない。

イタリアのガゼッタ・デル・スポルト紙が、コッパ・イタリアでの本田圭佑のプレーについて、本田は世界で最も優秀なトップ下でもなければトップ10にも入らないが非常にいいプレーをしていた…といった内容の評を掲載してるそうで。まさに的確なコメントで、日本のメディアも(本田のことではなく、一般的にスポーツ選手に対して特定選手のヨイショばかりしてないで)こういう普通のコメントや記事を発信するようになれなんのかね。高校野球も見ていても、スターを一生懸命作ろうとし過ぎ。また、それに乗っかる一般大衆の多さも非常にイタい。
あと、高校野球といえば、某国営放送のTV中継での実況アナウンサーは、いつからあんなに絶叫風だったり、(たぶん)年配視聴者(ないしは、何もわからない、かつ簡単に流されそうな、いわば浮遊層)向けに、いかにもおもねる風になっちゃった(しちゃった)んだよ。ヘン。とってもヘン。フットボール(サッカー)中継で我々も知ってるアナウンサーまでが、それ丸出しなのは凄い違和感があった。ここで具体的に名前は書かないでおくけど。

んで、どの国内リーグでも開幕前に行われる「スーパーカップ」…リーグチャンピオンとカップウイナーとの対戦だが、スペインだけはホーム&アウェイの2戦をやるという伝統だが、今年のスペイン「スーパーカップ」(スーペルコパ)は、バルセロナとアスレティック・ビルバオの対戦。日本時間では昨日早朝に2ndレグが終了し、1stレグの貯金がモノを言ってビルバオが優勝したわけだが、1stレグでのビルバオのゾーン守備が私には実に秀逸に思えて、録画してるんでもう一度じっくり見直したいと思ってんだな、これが。
基本フォーメーションは4-2-3-1なんだが、バルセロナの強力アタッカーとお馴染みのポゼッションに対して、相手の状態や出方、ボール保持の位置(高さ)などなどに応じて臨機応変に、4-3-2-1になったり、4-1-4-1になったり、4-4-2になったり(特にアウェイの2ndレグではこの形が多かったように思われる)実にスキのないゾーンを形成。もちろん、ボールの位置や動き方によって選手同士はスムースにオートマチックにスライド。しっかりとしたゾーン守備網が維持される。だから、セカンドボールやルーズボールを拾うケースも多くなり、攻撃にも移れる。中盤からのゾーンの形成は、セカンドボールやルーズボールを効率的に有効的・効果的に拾うことにもなるんだということを、あらためて学ばせてもらった。日本代表も、基本フォーメーションは、このビルバオと同じく4-2-3-1のことが多いんだから、映像を見てよくよく学習したらどうなんかね。ま、クラブでトップチームに入ってからやっても全然遅いんだけど。それと、全員が共通理解と基礎基本能力として等しく持ってないと、無理なんだけど。

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