Jユースカップ、ファイナル。

今日は天皇杯セミファイナルの2試合があり、両方ともTV観戦となってしまったが、鹿島アントラーズの試合には感心させられる点が多々あった。Jリーグの試合でもいつも感じていることだが、今日もあらためて何度も感心してしまったのだが、とにかく、相手ディフェンス網を「動かして」ギャップをつくるのが上手い。

いつもとても気になるのは、相手ゴール近くのペナルティエリアの外、サイドとまで行かないエリア、中央やや外より、、、ペナルティエリアの角のもうちょっと手前辺り、、、この辺りで3人くらいがかかわって相手ディフェンスを動かし、ギャップをつくり、そこから攻略していく、、、あるいは、ほんのちょっとしたスペースに駒(味方)を入れ込み、そこからギャップをつくらせてしまう、、、パスで崩して行くというのとはちょっと違うんだなぁ。もちろんパスも使っているんだけど。いやぁ~なかなか他のチームはあそこまでできないよね。
また今日の試合でなおいっそう際立って見えたのは、個々人でも一人でちょっとしたいろんなことをして相手ディフェンスにギャップやエアポケットをつくる。瞬間的判断というか切り替えや引き出しが多い。例えば(あえて例えで言ってみるなら)ボール扱いの技術は清水エスパルスの選手たちの方が相対的に高いかもしれないが、鹿島アントラーズの選手たちの方が実戦的に有効的・有機的なパフォーマンス力があるような気もしたり。
試合自体がとてもレベルが高かったというわけでもなくアントラーズの内容もよかったというわけでもなく、そういうのとは違ったところで、とにかく実に感心しながら見ておりました。とても良い教科書みたいな。

ところで一昨日の日曜日はJユースカップ(Jリーグユース選手権)のファイナルがあった。FC東京と横浜F・マリノスの対戦だったのだが、まぁなかなかにゴールの奪い合いで面白い試合ではあったし、皆さんの感想もそのようだったし、技術レベルの高さに賞賛というかお褒めのコメントも多いようなのだが、私にはちょっと物足らなかった感じがする。もちろん技術の高さは感じながら見ていたけれども、もっと大きな展開や鋭さといった部分が少なかったというか。単なる速さとかを言っているのではなく。U-18としては物足らない。U-18でもJユースカップ以前の幾つかの大会(クラブユースとか高円宮杯全日本ユースとかをはじめ)では、もうちょっとその辺がプラスに見えたのだが。何かこう、こじんまりして見えたんだけど。ピッチの問題とかコンディションの問題とか、いろいろあったのかもしれないけど。

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