U-16日本代表・森山監督が登場した「Jリーグ・ラボ」

少し前になるが、スカパーの「Jリーグ・ラボ」にU-16日本代表・森山監督、そして斉藤俊秀コーチが出演。たいへん興味深い話に聞き入らせていただいた。
まず吹いた(笑)のが、ピッチがよければ日本はアジアでそうそう負けない…と断言したところですね。もう散々わかってることだけど、現役のナショナルチーム監督がそこまで断言、明言するのはリアルには初めて聞いたので(笑)

印象に残ったのは、しばしば日本では「フィジカル」と一言で片づけられるだけども、森山監督は、フィジカルにもいろいろある…と、さり気なく差し込んだところ。また、「高校のクラブ」(という表現を使っていた)と高体連の違いや、高体連のチームのよさも認識してる風だったところも、印象に残った。あとは、ユースの指導者が、クラブの経営側においても登竜門みたいになっていること、、、それはどうなんだろうか…とズバリ。
もちろん、日本の特に育成年代のフットボールについて、組織に走り過ぎ…だとか、きれいなサッカーをしようとしている…とか、常に数的優位をつくるサッカー…とか、それらも長年指摘されていることであるが、現場から明言されるのは大きな力をもつ。またそこでは(実に平たくまとめてしまうと)個の力を伸ばす指導をしているというようなフィロソフィーの披歴もあったんだが、私的に思ったのは、組織戦術とかいう以前に(そこまでの話ではなく)フットボールの戦術セオリーというか基礎・基本戦術というかリテラシーというか(日本人に根幹的に欠けている部分)…そういう部分の戦術指導なり戦術習得は、その個の力なり個性を伸ばす指導の中に含まれているんだろうか(個を伸ばすとともに、指導してあげられているんだろうか、、、という点が気になりましたね。もうちょっと伺える機会があると、嬉しいんだが。ま、聞き手の方に、個か組織か…という単純なスタンスや発想しか無いようだと、引き出して(聞き出して)もらえる可能性は低いけどね。それは、フットボールの基本的セオリーなり、リテラシーといったクラスの基礎・基本戦術への理解や認識に関わることであると思うんだな。日本人選手が海外クラブでプレーする場合、そこが欠けている(不足している)ために、苦労することが少なくないのであり、日本のフットボールの中心に居られる方々もまだまだ、そういう部分(への理解や認識)が怪しかったりする感を持っているので。あ、そもそも体系的、科学的に押さえられてなかったりして。

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