10人になってドロー目前でアディショナルタイムに劇的フリーキック弾で生き残ったドイツだが、ノックアウトステージではちょっと厳しいか??

昨日の一番の注目カードは、日本時間早朝に行われたドイツVSスウェーデン。ドイツは初戦を落としており、スウェーデンは勝点3ポイントを持っており、なおかつ、この試合の前にメキシコが勝点6まで伸ばしているので、ドイツとしてはどうしても勝点3が欲しい一戦。

キックオフ直後からそのパッションは十分伝わったが、スウェーデンも4-4の守備ブロックを文字どおりガッチリ敷いて、サイドを起点にしようとしているドイツの狙いに対してサイドハーフがしっかりプレスに行き、ドイツの攻撃を遮断。カウンターでは初戦でも気になったドイツの中盤底の守備の緩さを突いて、得意のカウンターがセンターバック2枚の間を襲う。
…という展開で、ドイツのビルドアップでのパスミスからスウェーデンがまんまと先制。
後半に入って、ドイツのサイドからの攻撃が功を奏し始め(スウェーデンのサイド攻撃へのプレスが緩くなって4-4の守備ブロックが中央寄りになったこともあり…)後半早々に同点に追いつくが、その後は幾つもの惜しいチャンスがありながらゴールマウスをこじ開けられず。残り10分ほどでボアテングがレッドカードを食らい10人に。ドイツが10人になった辺りからスウェーデンのドイツのサイド攻撃へのプレスも蘇り、このままドローでタイムアップか、、、という状況に。ドローで終わると、次戦(グループリーグ最終戦)にドイツが勝点3ポイントを積んでも、メキシコVSスウェーデンがドローで終わると敗退になってしまうという事態に。
アディショナルタイムも残り1分を切って、ラストプレーかというペナルティエリアすぐ左外からのフリーキック、、、ちょっとズラしたボールをクロースがカーブをかけてファーサイドに突き刺す劇的ゴール。ドイツが首の皮一枚つながる勝点3を獲得した。これでドイツもグループステージ突破に大きく視界が開けたんじゃないか。

このグループは、ノックアウトステージ1回戦(Round of 16)がブラジルの居るグループとの対戦となっており、2位抜けするとブラジルとの対戦になる可能性がある。いきなりドイツVSブラジルが実現するかもしれないわけで。

ただ、ドイツの2戦を見ると、やはり中盤底の守備が脆弱で、ハツラツとした選手の起用がない以上、この部分の改善にあまり期待が持てないし、その影響もあってかセンターバックの2枚も不安定で、ノックアウトステージでも苦労しそうな雲行きだ。
まぁ、前回大会の優勝国であり現・世界チャンピオンであるドイツも、メンバーも大幅に劣化してるとも思えないわけだが、なかなかチームのキャパシティや勢いを維持するというのは難しいものだ。

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