ファインゴールの陰でバイタルの守備が…

昨日のU-20女子ワールドカップ「優勝報告会見」を見たが、質疑での「記者」からの質問内容が、監督の印象とか記憶に残っていること…だとか、監督が気を遣ったことや心がけたことは何か…とか、フットボールの内容とは離れた、まるで地上波TVのヌルいワイドショーのような質問が続いて萎えましたよ。程度が低くて。やっと、ゴールへ向かう姿勢だとか長いレンジのシュート…だとか、上カテゴリーへ食い込むために必要なこと…とか、そういう質問も最後に出てたが、それでもまだヌルい質問には変わりない。U-20だからそんなもんだろう、こんなもんでイイだろう、、、という感覚なんだろうが、だからぁ、そういうのがそもそも違うんじゃないか。

昨夜のJ1では、横浜F・マリノスにFC東京から電撃移籍した久保建英の見事な鋭いショットのゴールがあったり、フェルナンド・トーレスの幾つものアシストにリーグ戦初ゴールもあったり、、、という話題豊富だったが、久保建英のゴールシーンは、逆襲で久保がセンターサークル付近でボールを受けてターン、ドリブリングから右サイドの松原にテクニカルにフィードしてバイタルへ侵入、、、松原から久保に渡したボールをズドン。おっ!! と声が出るファインショット、ファインゴールだったが、この時にヴィッセル神戸のディフェンダーは慌ててゴール前にバラバラと戻ってきただけで、バイタルエリアへのケアはまったく無し。なわけで、久保はフリーで余裕をもってフィニッシュ。こういう守備戦術…個人戦術というか選手個々のセンスの足りなさはどうかならんのかね。
…しかし、松原が必死に早く久保にパス出さなきゃ、、、的な風だったのが、失礼ながらちょっとおかしかった。それでも私なんかは、遅いって思って見てたけどなぁ。パス出し自体が遅いっていうか、判断というか(いうより)イメージングがね。最直近、最短、最適なプレービジョンというか。そこら辺の差かなぁ、、、日本でプレーしてる選手たちに高まって欲しいのは。
サガン鳥栖とガンバ大阪の試合では、フェルナンド・トーレスのアシストから金崎が決めたゴールもファインゴールだったが、トーレスの右サイドから中央の金崎へのグラウンダーのパスを、金崎がトラップせずに流してからのファインショット。金崎の状況判断のよいフィニッシュだったが、この時もガンバのバイタルの守備意識はどうなってんのかね。
ファインゴールだったが、こんな守備センスじゃどうよ、、、ってところだなぁ。

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