U-17ワールドカップ、残念ながらメキシコに敗戦。
2019.11.08
メキシコとは夏の新潟国際で対戦してんだよね。その時は確か1-2の敗戦。ま、その時の日本チームには呼ばれてなかった選手も居るんで参考になるものではないとは思うが、むしろ日本のやり方をインプットしてたのはメキシコの方だったんじゃないか…と思わせる内容。
メキシコの選手たちはスーパーな選手は居ないかもしれないが、平準的にボールキープの懐が深い。なのでキープやドリブルを奪えない。守備でも厳しいプレッシングというほどでもないと思うが実に日本選手への寄席が早く、その周囲のカバーリングも実に(組織的戦術という感じではなく)スムースかつ合理的で、そういうわけで試合のリズムとテンポは終始メキシコのものではなかったと思う、、、日本が攻勢に出ていた時間帯でも。
前半スコアレスは悪い展開ではなかったと思うが、ゴールキーパーのファインセーブで失点を免れた場面が幾つもあり、2点くらい(下手すると3点)奪われててもおかしくなったという感じ。
後半、コーナーキックのデザインされたプレーから(マイナスにカーブのかかったボールを)ダイレクトでシュートされ、ディフェンスに当たってこぼれたところをプッシュされて失点。
その後、タッチライン際で3人で囲みながらターンしながらキープされ、バックパスを通され、そこからトップに入れられ、巧みなボールキープと間づくり、コースづくりからファインショットを叩き込まれて2失点め。
日本も惜しい場面は幾つもあったんだが、とうとう決められずに0-2のままタイムアップ。もっと上に行ってくれるんじゃないかとの期待もあったんだが、あえなく(またもや)ノックアウトラウンド初戦で敗退。
選手交替が遅いとか、戦術の引き出しが少ないとか、コーチングスタッフへの意見も数多く目にする。そういう部分もあるかもしれない。
私がしばしば思うのは、日本(JFA)はユース世代のナショナルチームには(成長のために)勝つための戦術を駆使せずに真っ向で行ってみようぜ、、、な~んてホントに考えているのか(そういう方針でやってるのか)尋ねてみたいものだと常々思っている。もしそういうわけでないのだったら、これだけ時間と費用をかけているわけで、もうちょっと(戦術の引き出しか言わないが)多様性ある戦いをできないものか…とは思いますね。
もしかして、そういうのは個々の技量や「成長」に委ねてる、、、んですかね(??)
でもさ、前述のようにメキシコの守備なんて、あれはチーム戦術(守備システム)とは私は思わんけどな。あれこそ個人戦術じゃないんかね。だけど中盤の選手が随分とフォアリベロの動きを見せたり、そのまま前線まで上がって行ったり、後ろのカバーリングもシステマチックには見えないが実にソツなく個々の読みや予見や判断やタイミングのよさが発揮されておったぞ。じゃ、日本はそういう技量・力量を伸ばせられるトレーニングはできてるのか、、、っていう疑問が生じるんだけどな。そういうトレーニングをできる、導ける指導者・コーチが居ないのか(???) 居ないんだろうな。選手の力量や技量や経験値は大幅に伸びているが、コーチはそう思えないもんな。
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