E-1選手権初戦。
2019.12.12
E-1選手権は昨日は女子の初戦だったが、まぁこれは練習試合のような相手なのでそちらについては特に触れませんが、一昨日行われた男子の初戦(中国戦)のことを。
スタメンは予想どおり3バック、1トップ+2シャドーのフォーメーション。スタメンもほぼ大方の予想どおりだったが、中盤センターが橋本拳人と井手口の2枚のうち1枚がちょっと意外。橋本と井手口の同タイプを2枚使うとは思わなかったんで、てっきり1枚はプレーメイカーのタイプを起用するのかと思っていた。2シャドーの1枚が鈴木武蔵だったのは想定どおりだが、もう1枚が森島というのも予想外。サンフレッチェ広島の森島は、森保監督には勝手知ったる…ってところか。
その森島だが、いいテンポでボールを受け、さばいて、左ウイングバックの遠藤渓太とともに左サイドからの攻撃を形成。30分近くに生まれた鈴木武蔵の先制ゴールのシーンでは、最終ライン左の佐々木翔が押し上げてスイッチとなるパスを入れ、そこから上田綺世のスペースへの動き、森島の突破と、どんどんパス交換のスピードがアップして見事に崩してグラウンダーのクロスを合わせたもの。
時間が全く無く全然コンビネーションが組めていない状況でも、日本選手たちはこれくらいすぐやります。
しかしま、中国の方もリッピ監督が辞めてしまって、今大会も若い選手たちで構成しているようだが、2週間も合宿した(@フジテレビの実況アナウンサー)とは思えない低パフォーマンスで、これならJ2の試合の方がもっとクオリティアがあるんじゃないか。
日本は70分あたり、井手口のコーナーキックを三浦弦太がヘッドで叩き込んで追加点。この試合は井手口がコーナーキックを蹴っていたが、なかなかのスピードのいいボールを蹴っていたんじゃないか。
日本は左サイドからの攻撃はあったが、右サイドはほとんど攻撃面で機能せず。右ウイングバックの橋岡には、2シャドー右の鈴木武蔵があまりにセンスとか技術が悪いので苦労したと思うが、ただ橋岡も自力での突破力が高くない点もあるんじゃないか。鈴木武蔵については、後半何度もあったカウンターの機会に自分に入ったボールの処理にモタモタしてカウンターのチャンスをフイにすることが何度もあり、この試合で先制ゴールを決めたからといって持ち上げるようなパフォーマンスでもクオリティでもない。ま、そこを簡単に取り上げちゃうのが日本のメディアなんだがな。
3バック左の佐々木翔だが、フットボール・フリークの間でもいろいろ議論というか批判もあるようで。確かに守備面では危ないし狙われてもいたんじゃないか。ただ攻撃面では、先制ゴールのシーンのようにテンポアップのスイッチとなるパス(高い位置へ押し上げて行ってのショートパスだが)を打ち込んでいたのも実際のところ。そこを取り上げて評価する向きもおありのようだが、確かにその点はそうなんだが、しかし総合的には他の選手を使って欲しいのが率直なところかもしれない。某メディアなんて、安定感抜群のデキ…などと形容していたのを目にしたが、ズッコケましたけどね。それもフットボール専門系メディア(Web版)だったけど。誰がそんな記事を書いてんだよ。
森島については、サンフレッチェ広島でのプレーを見てればA代表いきなりのスタメンとはいえ、あれくらいは普通にやります。
次はまた力の落ちる相手で、中盤の構成は変えて臨むんだろう。
しかしま、韓国で開催されているんだが冷え冷えとしたスタンドの光景といい、こんなのを2年おきに開催する意味はあるんかね。「東アジア」として西アジアに対抗するため、、、とはいえね。スポンサーにも日本の企業が数多く、それなら他のコンペティションにスポンサードしてもらった方がイイんじゃないか。地上波TVでのライブ放送も今回が最後かもしれんね。そうなっても全然なんともないけどね。むしろこんな大会、こういうメンバー構成なんで、その方が望ましかったりして。
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