チャンピオンズリーグFINALS…ライプツィヒ、アトレティコを倒す。
2020.08.15
「チャンピオンズリーグFINALS」と銘打たれ、ポルトガルでのセントラル開催で一発勝負でファイナルへ突き進むチャンピオンズリーグ。。
今朝は衝撃のスコアでバルセロナが文字どおり爆沈したが、その前日、ライプツィヒがアトレティコ・マドリーを下した試合の方を。
普通に考えればアトレチコ優位だろうが、ライプツィヒがどこまでやるか…と結構楽しみにしていた一戦。
これがですね、今日のフットボールの状況を明確に表した攻防となり、これは見ておいた方が絶対イイんじゃないかという内容に。
ライプツィヒといえば、近年グングンのし上がってきた新興勢力。若い選手で構成し、プレッシングと縦に速い攻撃、選手がどんどん沸いてくる攻撃、、、というイメージだったんだが、この試合ではもちろん縦に速く人数もかけて行く攻撃もあったんだが、アトレチコ相手にボールポゼッションもし、なおかつワイドに開く・幅を取るという要素が加わり、まぁいわば、再開したJリーグでも川崎フロンターレがやってるような(それに対してどこもが脅威を露わにしているのがJリーグの現時点の状況…)内容にやや似てるかな、というところにも見えた。
アトレチコのパフォーマンスがよくなかった印象もなく、いつものとおり4-4-2のゾーンディフェンスで、守備時には分厚く守り、カウンターやセットプレーで相手ゴールに迫る。だがライプツィヒのゴールは2つともサイドからのクロスから生まれたもので、その手前の段階では中盤の数でアトレチコを上回り、なおかつ幅を取りアトレチコを開かせる戦略が機能し、アトレチコの対応がやや後手に回ったか。
アトレチコのシメオネ監督の采配も理にかなった手を打ち、先制されるとジョアン・フェリックスを投入してドリブルの仕掛けが加わり、これが功を奏してPKを獲得して同点に追いつくが、ファンタジスタ系のジョアン・フェリックスがあまり出場機会を得ていない要因も感じたり。。。
いずれにしてもライプツィヒはゴールを捻じ込んだ時間帯もよかったと思うが、堂々たる勝利。
フットボールは常に時代を築いたシステムがほんの数年で対応・対策され崩されることの繰り返しだが、アトレチコの4-4-2ゾーン戦術崩しも始まるのかね。
ま、シメオネ監督はそういうことも見越してか、昨夏のジョアン・フェリックス獲得後は新しいフォーメーションを試していたりしたとも思うんだが。
あと、冒頭で書いたとおり、これが現時点でのフットボールかな、と。戦術やシステム(における発想)はもちろんそうだが、選手個々のフィジカル的なパフォーマンスやボディコンタクトのスキルも含めて。単に運動量多く激しい(強度ある)コンタクトということだけ見てちゃ、多分違うんだと。
このようなピッチ上での戦いに対応できないことには難しい、、、というモノが見て取れる。
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