カディスのゴールマウスは堅牢…エイバルVSカディス。

前節、久保建英がリーガでは初スタメンだったビジャレアルをホームに迎え、見事に塩漬けしてスコアレスドローを演じて見せた昇格クラブのカディス。昨シーズンは2部でずっと首位をキープしながら、終盤に岡崎の居るウエスカに逆転されて2部優勝を逃し2位で1部昇格。前々節はアウェイでレアル・マドリードに1-0で勝利しており、そのカディスがエイバルのホームに乗り込んだ一戦を視聴。
エイバルは4-4-2のフォーメーションと言ってよいと思うが、乾は左サイドではなく2トップの一角というかシャドーの位置でスタメン。

立ち上がりからエイバルが積極的に攻勢をしかけるが、カディスの守備はやはり堅い。乾は左右ワイドにも開いてボールを引き出し、よく攻撃に絡んでいたと思うが、段々とボールにさわる機会が減っていったか。
それでも右からのファーポスト辺りに落とすクロスに外からヘッドで合わせたが、決まったかと思ったが相手ゴールキーパーのセーブに阻まれる。
エイバルは左サイドに若手のブライアン・ヒル(セビージャからのレンタル)がハツラツとしたパフォーマンスを見せ、多分しばらくは左サイドのファーストチョイスは乾よりもブライアン・ヒルになるんじゃないか。
それで乾を違う位置なり役割で起用してるということなのか、そこはイマイチわからん。
カディスはポゼッションは30%を下回る展開ながら押し込まれまくっている感も無く、そうこうしていると前半に速攻で2ゴールを奪ってしまう。エイバルの中盤センターに襲いかかってボールを奪い切り、ファインゴール。単なる塩漬け引きこもりのチームではない。
エイバルは後半立ち上がりに、中盤で潰されて2失点されるきっかけとなった中盤センターと、そして乾の2枚を交替。前線は高さのあるストライカータイプの2枚にしてきた。
それでもエイバルはゴールをこじ開けることはできず(むしろ単調になった印象もあるが)残り10分ほどで武藤嘉紀も投入されて前線が3トップのような形になったが、結局ゴールを奪えずに敗戦。
武藤もなぁ、短い時間とはいえ何か見せないと。
さて、乾は今後の起用のされ方はどうなりそうか、、、エイバルとの契約期間も今シーズンまでで、やや今後は微妙なところかもしれない。2トップというかシャドーのように起用しているが、そこで求めているプレー内容は、もしかすると少しイメージの違うもあるかもしれないな。
ちなみに、そのブライアン・ヒルはこの試合もフルタイムのプレーだった。

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