長友、集中度満点? のクロス。

ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ、CSKAモスクワVSインテル。

インテルは速攻で監督を替え、ラニエル監督に。ラニエル監督が長友をどう見ているのか若干不安であるが、マイコンの復帰がまだでもあり、この試合でも右サイドバックでスタメン。相手陣営深い位置で1対1から相手を股抜きで交わし、右足でライナーの強烈なクロスをパッツィーニがダイレクトボレーで合わせてゴル。あれはクロスなのか実はジュートのつもりだったのか、ネットで騒がしいようだ。ま、身体の向きからしてクロスだろうし、あそこでシュートを狙うマインドは日本人にはまだあまりないんじゃないか、中に緩い感じのフリーで味方がいたんで。
それにしても、股抜きで突破したのも素晴らしいが、その後のクロスのシーンも集中度満点で、やはり環境というのは大きいな。
ああいうシュート性のクロスは非常にいいんで、Jリーグでももっと見たいんだが、あれはキックに自信がなければできないもの。しばしば見られる技巧的なループっぽいクロスは美しいが、テクニックあるところを見せているのもわかるが、ちょっと誤魔化しのたたずまいも感じる。ただ、右のインフロントにかかったキックでボールの弾道がやや曲がっているんだが、それも意図的だったらいいんだが、完全なストレートボールというのが一番だと思うんだけど…意図的に使い分けできる(使い分けできている)といいんだと思う。強い速いボールを蹴ろうとして往々にしてインフロントにかかってしまう、っていうのがJリーグなんかは割と少なくない。そこを意識高く持たないでいると、肝心な時に曲がり過ぎて(インフロントに深くかかり過ぎて)合わないってことになりかねないし…そういうシーンも何度も見てきたよね。

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