「玉突き」で動きが出る。

ヨーロッパはメルカート(移籍市場)が今月一杯なので、段々と動きが活発化してくるだろう。昨年1月末ギリギリに、長友がチェゼーナからインテルミラノへ移籍(その時点ではレンタルだったが)した電光石火大作戦は記憶に新しい。日本のJリーグは、来シーズンに向けて移籍市場が日々動いているところ。

来シーズンのJ1は、監督がかなり替わる。それに伴ってJ2の監督も替わるチームが出てくる。人が動けば、それに連動していろいろな動きが出てくる。選手についてはなお一層、その傾向が強い。「玉突き移籍」と呼ばれたりする。特にディフェンダーの「玉突き移籍」が活発なのが特徴、という意見が多い??(多くもないか?)
ヨーロッパ市場でも、あれ?動きがないなぁと思っていたら、ある1つの動きで急に加速度的に移籍市場が活発化することがよくある。そういう場合、それまでは睨みあい状態(?)であったことがよくわかる。ほんと、1分を争う展開、攻防なんだろうな。特に大物が動いたりすると、一気に「玉突き移籍」が凄い勢いで発生したりするのを、我々は何度も見てきた。

ドイツの話だが、ボルシア・メンヒェングランドバッハのマルコ・ロイス(ドイツ代表の22歳)が、これは今シーズン終了後だが、ボルシア・ドルトムントに移籍することになったらしい。かねてより噂のあった動き。ロイスがいなくなると、大津にはさらにチャンスなのか。ドルトムントでは、香川やゲッツェ(ドイツ代表の19歳)の動向にどういう影響があるのか。それは押し出されるということではなく、次の動きがあるからこういう動きも出てくる、ということだってあるわけで。もちろん次の動きがなければ、押し出されるという形になることだってある。そういう推理や深読みをするのも楽しいというか面白い。

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