スペインに勝ってしまったね。

2012.07.27

そんなに言われるほど差は無いはずと思ってたし、勝つ可能性だってあるとも思ってたが、普通に負け覚悟だったので、よかった。…んだが、後半のゴールチャンスの外しっぷりは、ぶっちゃけ全世界に対して恥ずかしい。

「世界」というのはこういう場合に使うんですよ。ごく一部でしか関心もたれてないものに使わないでね～日本の一部の人たち、旧来メディアの記者だかデスクのアンタたち。何で彼らは「世界」と言いたがるんだろう…
そんなことはどうでもよくて。。。

扇原のコーナーキックは、扇原のヘンなキック（フォーム）がヨーロッパには無いスタイルなんで（幻惑できて??）チャンスと思ってたら、本当にそれからゴールが生まれた。たた、プレーの中では扇原のパフォーマンスはどうも危なくて仕方ない。期待してんだけど。
それにしても、だ。後半の数々のカウンターのチャンスに永井や清武の外しっぷりは何だよ!! 特に永井。何度画面に向かって「××!!」って叫んだことか。スペインのゴールキーパーのデ・ヘア（マンチェスター・ユナイテッドのレギュラー）に相対して、完全に舐められてるというか見切られてる。それでも5回も6回も（もっとあったかも）あるチャンスに一度も決められないとは…「日本のFWはシュート打たないほうがいい」「ドリブルのまま枠に入れ」なんてイタリアのメディアに言われとりますよ。
大津がケガして後半から入った齋藤学も実に危なっかしいポジショニングと、テンパリ過ぎなんかと思うような危ないシーン続出で…私、右の清武と左右入れ替えろよ～ってずっと言ってた。やっと終盤になって入れ替えてくれたが。
そんなこんなではあったが、昨日の「なでしこ」初戦の妙に膨大な量のTVでの取り上げ方を見ていると、あらためて、開会式前のこの試合で勝たないとイカン…そしたら男子サッカー（U-23）もかなり取り上げてもらえる…などと思っていたので、勝ってくれてよかった。ただ、やっぱり相当に情けないというかダラシナイというか、日本のメディアやお茶の間に対しても恥ずかしいけどな…後半の外しっぷりが。それと、モロッコとホンジュラスとの戦いがあるんで、これで安心しちゃいかん。だが、もう選手たちはわかってるだろ。1996年のアトランタ・オリンピックでブラジルに勝ってしまった時とは全然違う。そもそも、幾ら普通に負け覚悟の試合だったとは言え、昨夜の勝ちは「奇跡」でもないし「まさか」でもない。一部のTV局のアナウンサー、間違ってるぞ。そもそも前半の時点で（まだスコアレスの段階で）例えばFIFAのテクニカルレポートあたりでは（あくまでも例えば、だが）スペインのパス回し、ボールポゼッションに対して日本も同様の技術で対抗…なんて感じで書かれるんじゃないかと思いながら見てた。そういう内容だぞ。
そういえば、昨夜はNHKでの放送だったが、ハイライトの見せ方、作り方が、その前夜の「なでしこ」のテレビ朝日よりも全然下手というか物足らないな。いつからNHKはテレビ朝日よりも劣るようになったんだ?? 東京のスタジオのアナウンサーだか何だかも素人だし。ま、芸能事務所のタレントを中核のスポーツ番組の「メインキャスター」として起用し、今大会も「現地キャスター」として派遣するくらいだからな。人材不足ですな。人材不足というよりも、正確には経営とマネジメントが間違ってきたというところだな。

ホンジュラスVSモロッコも見たが、ドローで終わって注文どおりだが（これにスペインが本気で両チームに対して勝ちに行かないといけなくなったわけだから、なおさら）どちらも近代的なフットボールとは言えない。だが、ゴリゴリ、ガツガツ来るんで、ゴールを奪うのは苦労するだろう。そして、そんなフットボールだが一発がある。日本としてはあまりくみしやすい相手ではない。それでもグループ1位での突破をめざしたい。

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