心の支え



今回、母の入院の付き添いで、とても
心の支えになっています、これ。

現実逃避なのかもしれませんが、母の病状ばかりを
凝視してしまいそうな時、まったく別の世界に
没頭できるので、とても救われるのす。

病室に来る看護士さんが、もし気がついているなら
なな号のことを、どう思っているかわかりませんが。

まあ、どう思われようと、それはいいです。

問題は、３０冊借りていて、すでに２４冊が
終ろうとしていることです。

やばいです。

P.S.
｢ビビの冒険」もう読みました？と看護士さんに
聞かれました。

しっかりバレてたよ。

なるほどね



母のような患者の、入院生活を見ていると
「へー」「なるほどね」と思う事がけっこう
あります。

この看護士さん、何をしているかわかりますか？



「手だけ入浴」をしてくださっているのです。

普段、私達はしょっちゅう手を洗っているので
気がつかないのですが、寝たきりの入院生活を
している患者の手は、使っていないのに、けっこう
「垢」が溜まるのですね。

体は汗もかくし、毎日拭いてもらっていますが、
手はそれほど入念に拭く必要すら、ないと
なな号は思っていました。

片手を洗わせてもらいましたが、びっくりしました。

しかも、この「手だけ入浴」マッサージ効果もあるので、
患者にとって、とても気持ちが良いはずです。

なるほどね。

そして、これなんだか知っていますか？



キャンディーみたいでしょ。

口の中を拭うものなのです。
先がスポンジになっているの。

歯磨きをしても、口の中のものを、吐き出す
力がない患者に使うものです。

へー。

お母さん、至れり尽くせりで幸せだねぇ。

一喜一憂



病室のお泊り、３日目。
油断はできませんが、母の状態が、かなり
良くなりました。

自分の母ながら、生命力の強い人だと
感心しています。

「大（なな号の甥っ子）の受験日は、３日と４日だよ」と
耳元でささやいたので、もしかしたら「あぁ、そうだった
頑張らねば」と思ったのかもしれません。

とは言うものの、苦しそうに、荒い息を繰り返す母に、
思わず「そんなに苦しかったら、もう頑張らなくてもいいよ」
と、鼻をすすりながら、小さくつぶやいたのも事実です。

時間単位で一喜一憂のなな号、この３日間。

今日の



今日の頼りになる、看護士さんです。

激務のせいですかね、看護士さんは皆とても
スリムでスタイルが良いです。

その上、若くていつも可愛い声で、患者やその家族に
話しかけてくれます。

男の人なら、皆、目がハートになってしまうでしょう。

なな号は、目が新月になります。

あ、それって、いつもと変わらない？

初めて



なな号、生まれて初めて、ポータブルベッドをレンタルし
病室に宿泊しました。

免疫力が極端に低下している母が、痰の吸引の際
管で粘膜を傷つけ、大量出血をして止まらなくなったのです。

夕方、なな号が帰宅した直後に、病院から
電話をもらい、大慌てで出直しました。

痰もそうですが、血液も肺に逆流すれば、
今の母には、命取りです。

「会わせたい方がいらっしゃいましたら...」という
医者の言葉に、がっくり肩を落としたなな号と妹。

親戚も駆けつけてくれました。

しかし、その後なんとか止血、現在小康状態です。

このblogも、いつもより遅れて、病室からアップ
しています。

頑張り屋の、なな号の母。
今少し、頑張ろうとしているようです。

肺炎のようで、熱が４０度を超えているというのに。

床に直接寝ているかのような、固いポータブルベッド
ですが、こんな母を見ていれば、愚痴なんか言えません。