改善する点は当然ある、でもこれを貫くのは当然。

スポルティング・リスボンの田中順也はまた終盤に途中起用で、スコアレスの中、右からのクロスを相手ディフェンスラインの間に走り込んでヘッドで合わせ、ゴールキーパーが弾いたところを味方が決めて決勝ゴルに。決勝ゴールに絡んだんだからよかったんだが、でもあれ、フリーでゴール正面だもん、一発で仕留めないとなぁ…実に惜しい。

まぁその辺は当の本人が一番わかってることだけど。

日曜日夜のテレビ朝日の「やべっちFC」では、解説者4人が出演して討論会(…というTVでデフォのプチ討論会モドキ)をやってたが、視聴者から寄せられた意見をフリップで見せて、その中から討論テーマを選ぶという、ちょっと斬新な試み。その点はよかったんじゃない。

よくそういうことを言う向きがあるんだが、アンダー世代も昨年、アジアでベスト8止まりで(U-19もU-17も揃って世界大会出場権を逃した)フル代表も今回のアジアカップでベスト8止まりで、近い将来の危機感云々ということだが、まずフル代表とアンダー世代とでは事情が異なるけれども、フル代表については、アジアでは抜けたフットボールをやってることは他国の選手たちも認めてるところであって、このフットボールをさらに進化させて行くのは当然でしょ。そこで、チマチマだの、ゴチャゴチャだの、、、といった形容(批判)がなされる点やら何やら、改善する点は当然ある。しかし日本のフットボールのベースは明確に存在しているわけで、それがまず重要なことだろう。結果がどうであれ、フル代表のフットボール自体は進化していることは、フットボールを見ている人にはわかると思うがね。それがわからないようじゃぁ…ってところですな。
アンダー世代においても、日本のフットボールのベースは受け継がれていると私は思っている。育成年代は何かと難しい。それに、アンダー世代の世界大会に出場したからといって、フル代表に直結するわけでもないし、かといって、そういう機会を逃し続けるわけにはいかない。当然そこで得るものも大きいわけだし。ただ、そこが全てではない、ということも確か。自信をつけるという点での意味も、大きいかもしれない。アンダー世代の代表チームにはセレクションの問題も大きいだろうが、一部のフットボール・フリークや解説者のようにことさら(アジア選手権での結果を)大問題視するばかりでなく、ここは日本サッカー協会も強化の重点を置いて改革するとか(着手したと)言ってるんだから、注視していくのかな…と思っている。私的にはそんなに不安視はしていない。一番不安視しているとしたら、フットボール・フリークや関係者がことさら騒ぎ立てることかな。内容を見て考えて厳しい意見や指摘をすることと、ことさら煽りたてることとは、違うと思うんだな。

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