ベスト4へ進めば御の字と言ってたが見事な勝ち上がり…なでしこ。

女子ワールドカップ、日本時間早朝のクオーターファイナル。相当厳しい戦いになると思っていたオーストラリア戦だが、思ってたよりもはるかに日本選手の動きがよく、結局1枚も2枚も日本チームの方が上と思わせる内容に。見事な勝利。

特に後半はゴールが時間の問題と思わせる展開で、中5日のオーストラリアの方が(日本は中3日で←謎の試合日程、、、しかもオーストラリアは前の試合も昼間の試合だったのに、日本は前の試合は夜で今回は暑い昼間の試合)の方が早々に動けなくなってると、、、パス回しで振り回してこうなったか。あと、なでしこのフィジカルコンディション自体も確かに上がっている。今大会前とか大会序盤で動けなかった川澄も、かなり戻って来てるし。
ただ、惜しいゴールチャンスを決められず、延長戦突入も頭をよぎる中、岩渕が捻じ込んで決勝ゴル、、、87分。かつて「マナドール」とFIFAから喝さいを浴びた岩渕が、やっとフル代表の大きな大会でゴール、、、2012年のロンドン・オリンピックのファイナル(アメリカ戦)終盤、1-2のビハインドで、素晴らしい瞬発力で相手からボールを奪ってゴールキーパーのソロと1対1になったものの、完全に貫禄負けでなんなく止められたシーンなんか、岩渕はどうなるんか(どうかなるんか)…って思いつつ、さらにそれから3年、、、そりゃこちらもなかなか感慨深いものがあります。
日曜日の朝なんで、今大会のなでしこの試合を初めてじっくり見た人も多かったようで、宇津木がブスケスみたいだとかマスケラーノみたいだとか、レドンドみたいだとかシメオネみたいだとかプティみたいだとか(どんどん古い!!)、なんで今までサイドバックでしか使ってなかったんだとか、いろいろと大量にコメントが湧いてますが、だからぁ、宇津木を中盤センターで使わないといけないって言ってたでしょ(笑)
あと、これまでなんで有吉なんだよ??…的な感があった右サイドバックの有吉が(元々の右サイドバックじゃないだろう、って言ってたりしてたんだが)自信を持っていいプレーをしている。過去の実績とネームで近賀を無理に使わない判断はオツであり、的確。
で、セミファイナルは開催国のカナダを破ったイングランドとの戦いになりました。前回大会でグループリーグで負けた相手。7月2日(水曜日)午前8:00。
7月1日に行われる、アメリカVSドイツのセミファイナルも、是非見ないと。

ところで、1日前に行われたクオーターファイナルのドイツVSフランス(1-1からPK戦でドイツが勝ち上がり)は、これはちょっとクラスが上の内容で、女子フットボールという観点ではなく、是非見ておいた方がいいんじゃないかと思いましたね。内容的にはフランスの方がドイツを上回っていた試合。フィジカルやスピードのある相手に対して、遅らせることができる日本チームだが、次のセミファイナルのイングランド、そしてセミファイナルに勝っても負けてももう1試合、ドイツかアメリカと対戦するわけで、4年前の前回大会ではほぼ押されながらもパス回しで相手を振り回しもしつつ…という展開だったが、そこが今大会(現在の最新時点で)どうなるか、また大きな見所になる。

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