国際Aマッチでない「代表期間中」でもJリーグを??

某スポーツ紙が、浦和レッズのペトロビッチ監督のコメントを報じている記事より。
ただし「代表期間中」という表現はそのスポーツ紙が用いているものであって、ペトロビッチ氏がそういう言い方をしたのかどうかはわからない。ただ、インターナショナルマッチ・デイもしくはウイークでない時でも、Jリーグは代表の試合があるとJ1を中断しているが(それが昔からずっと続いているが)インターナショナルマッチ・デイでなければ確かにJ1を中断するのはおかしい。私もずっとそう思ってる。

今回の東アジアカップでは、J1の2ndステージが「開幕」してミッドウイークにも試合が組まれ(ミッドウイーク開催は2試合。ガンバ大阪とサガン鳥栖は、ガンバ大阪のスルガ銀行チャンピオンシップのために前倒しで試合を消化したためにミッドウイーク開催3試合…)周知のとおり水曜日にJ1の試合があって、中国へ移動して、日曜日に東アジアカップ初戦という無茶なスケジュールだったし、今週月曜日に帰国して中1日で昨夜J1「再開」だった。これも無茶苦茶だろう。
ペトロビッチ氏は、「代表組」がいなければいないなりにチームをつくって戦えること、1週間のインターバルが確保されれば十分戦えること、「代表組」不在の試合が生まれてもかまわないこと、等々を主張しているようにその記事から読める。正しい主張だろう。整理すると、インターナショナルマッチ・デイもしくはウイークは当然Jリーグは休みだが、そうでない日程に代表戦が開催される場合は、普通に週末にJリーグが開催されるべき…ということ。それで(それが)いいんじゃないか。そうすることによって、ナショナルチームに呼ばれた選手が不在の時にニューフェイスにプレーする機会が与えられる。そういう効果もあるし、そういう機会を与えて行かなければダメでしょう。
今年もそうしていれば、東アジアカップに出場した選手たちはこの酷暑の時期に毎週2試合をこなして中国に渡る必要もなかったし、東アジアカップ初戦まで1週間の時間もあった…J1も東アジアカップ開催期間中も2試合開催できた…ミッドウイーク開催も必要なかった…ということになる。

長い間、日本は代表の試合に注目を集めるために、同時にその背中合わせで、代表の試合に注目が集まるためにクラブの試合(Jリーグ)が注目されないという(おそらくそういう)懸念から、インターナショナルマッチ・デイではないのにJリーグは中断してきた。でも今では代表の試合があってもJリーグのクラブの試合にも観客は集まりますよ。少し減少したとしても、大して変わらないですよ。むしろ、そうすることの方が重要ではないかと。そういうフェーズに入ってるんじゃないかと。そんな風に思いますね。

ペトロビッチ氏は、通常ナビスコカップはインターナショナルマッチ・デイに試合を行っていることにも言及しており、インターナショナルマッチ・デイにナビスコカップを行ったりせず、普通にミッドウイークに開催すればいいんじゃないかと思われる。そこで明確にリーグ戦(Jリーグ)とカップ戦の棲み分けをしたらどうなんか。で、ミッドウイークの試合はターンオーバーするなり、多くの選手にプレー機会を与えると。そういう風になっていいんじゃないか。
ちなみに、他の方もおっしゃってるが、夏場(子どもたちにとっての夏休み)に開催しても、そんなに観客動員は変わってないんだよ。子どもたちは非常に忙しい。夏休みもしかり。むしろ(夏休み云々ではなく)週末に子どもたちがJリーグを観戦に行けないことの方について、何か対策した方がいいと思われる。週末は子どもたちもサッカーしてんでね。

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